元日本代表の三浦知良と大リーグで活躍したイチロー氏【写真:Getty Images】

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米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏が仰天エピソードを披露

 アメリカのプロ野球・米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏が、サッカー観戦にまつわる仰天エピソードを披露。

 キング・カズこと元日本代表FW三浦知良のプレーをその目に焼き付けたいがために、監督に懇願したうえで試合途中でスタジアムへ向かった過去を明かしている。

 イチロー氏は「パワプロ・プロスピ」公式YouTubeチャンネル内で、12球団の監督・コーチから各球団1名をピックアップする「イチローセレクション」を選出。そのラインナップに選ばれた斉藤和巳氏(元福岡ソフトバンクホークス)との対戦(4打数4安打/公式戦2打席、オープン戦2打席/うち1本はホームラン)で、あるエピソードを明かした。

「僕の面白エピソードとしては、ホームランの時、仰木(彬)監督(当時オリックス)にサッカーの試合でカズさんが福岡に来る試合、(京都)パープルサンガ(現京都サンガF.C.)の時期だったと思うんだけど、アピスパに来て、遠征に来て試合するから、僕それを見たかったんですよ。でも試合あるから監督に『今日カズさんが福岡に来てて観に行きたいんですよ』って」

 北九州で試合があったものの、三浦カズが出場するサッカーの試合を生観戦したい衝動に駆られていたイチロー氏は監督に直談判。「無条件とはいかない。監督もそういうノリが分かる人だから『じゃあお前ホームラン打ったら行かしたるわ』の打席なんですよ。ホームラン実際打って、僕速攻サッカー観に行ったんですよ」と、本塁打により試合途中ながらサッカー観戦へ赴いたという。さらに話は続く。

「2回あったそういうケースが。1回はそれ、2つ目は神戸の秋のキャンプ中に韓国のチームが神戸に来て練習試合したのかな。その日も多分、日本代表のサッカーの試合があった。そこではっきりとした記憶はないんだけど、その日かどうか分からないんだけどサッカーの試合行ってるんですよ。それもカズさんいます。その時も『監督、次ヒット打ったら僕帰らせてください』って。それでヒット打って、そのイニングは終わり。監督受けてますよ、それ。」

 野球にまつわる話のなかで、イチロー氏の口から出たのはまさかの“サッカーネタ”。今も現役選手としてサッカー界のレジェンドに君臨する三浦カズとは長年親交があることでも知られ、その関係性も窺わせるエピソードとなった。野球界の英雄から飛び出した話は大反響を呼び、ファンからは「世界のイチローさんがアビスパって言ってくれとるばい」「すごいエピソード!」「イチローからアビスパの名前が出るなんて」「すげぇ、なにこの話」「世界のイチローからアビスパと聞けて光栄」などの反応が上がっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)