ミン代表は、メンバーの両親との関係についても改めて説明。彼女は「会社と両親はある程度一線を引いて過ごすことが基本だ。私は以前の会社で長く務める過程で、『私が組織を作って会社を運営するならこのような形は良くない、お互いに誤解が募る』と話した」と語った。

さらに、「幼い仲間を中間に置いて進める仕事なので、(既存の距離感では)両親たちとの率直な対話なしに経営的な判断、スケジュールに対する判断、子供たちに対するビジョンを話すようなときにも大変になるだろうと思って、序盤から非常にオープンに接した。電話で1〜2時間ずつ話をしたため親しくならざるを得ず、お互いの過程の事情を知ることになるのは当然だ。メンバーだけでなく彼女たちの弟、妹、姉、兄とも親しい。そのような関係が形成されるしかない状況だった」と明らかにした。

また、彼女は「メンバーが幼いので誤解を招くような状況が多いが、誤解されたくはない。私が良くしてあげているだけなのに、どうして誤解されなければならないのか」と強調し、「両親たちにもすべて打ち明けて、メンバーに問題があれば『これは悪いことだ』『こういう部分は直さなきゃいけないよ』というし、あるいは『よくやったね』ともいう。先生に憑依することもあれば母親のようにも接し、オ・ヨンウン博士のようにも接する。彼女たちの母親が私に向かって『こう話してほしい』と言うときは、『私は継母だ。実の母親から話さなければならない』とも話した」と語った。

そのうえでミン代表は「HYBEも誤解している可能性がある。ほかの会社のあいだでもおそらく『どうしてあんな社長が(メンバーたちの)父母のように関係しているのか』と誤解した可能性がある。私たちは対話をしすぎたし、電話をしすぎた。私が考えるアイドル産業の特徴を実現して、仕事が上手くいくようにするにはどうすればいいか、という点が悩みのソリューションだった。それが私たちの売上が良かった理由でもあると思う。私の経営的判断に対する、両親の意思決定が重要だ。一緒に悩んできた時間こそ効率だ。それが私の仕事だと思う」と明らかにした。

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