猛暑に見舞われているインドの首都ニューデリーでエアコンを購入して帰る人(2024年5月20日撮影)。(c)Money SHARMA / AFP

写真拡大

【AFP=時事】インドの首都ニューデリーで28日、観測史上最高気温となる49.9度が記録された。インド気象局(IMD)によると同日の予想最高気温を9度上回った。予報では29日の気温も同程度まで上がるとみられ、警報が発令されている。

 ニューデリー当局は、人口3000万を超える首都の水不足についても警告している。

 主要紙インディアン・エクスプレスによると、アティシ・マリーナ(Atishi Marlena)水資源相は、多くの地域で水の供給を減らし、1日当たり15〜20分しか供給されていない地域に給水するなど、さまざまな対策を講じていると主張している。

 大方の見方では、猛暑をもたらしている要因は北西部ラジャスタン(Rajasthan)州から吹いてくる熱風だ。同州の28日の気温は、国内最高の50.5度を記録した。

 同州の砂漠地帯ファローディ(Phalodi)では、2016年にインド観測史上最高の51度が記録されている。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
メキシコで熱波 3月以降の死者は48人に
韓国、過去50年で「最も暑い4月」
体感温度62.3度を記録 ブラジル・リオデジャネイロ