『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜』12月20日公開(C)中村光/講談社 (C)2024映画「聖☆おにいさん」製作委員会

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 中村光のギャグ漫画『聖☆おにいさん』(講談社「モーニング・ツー」連載中)を福田雄一監督が実写映画化する『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜』(12月20日公開)に、賀来賢人・岩田剛典・白石麻衣・勝地涼・佐藤二朗ら出演することが発表された。まばゆすぎる、神々しさ満点のTeam天界集合ビジュアル&各キャラクタービジュアルが解禁となった。メイキング映像もある。

【動画】『聖☆おにいさん THE MOVIE』Team天界メイキング映像

 <神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く『聖☆おにいさん』。初の長編シリーズ「スクリーンへの長い途(みち)」の完全実写化に挑む。長髪・髭・茨の冠がトレードマークの主人公イエスを松山ケンイチ、ブッダを染谷将太が演じる。

 今回、発表されたのはイエスとブッダを取り巻く“Team天界”のメンバー。

 ドラマ『今日から俺は!!』(2018年)や映画『新解釈・三國志』(20年)など多数の福田監督作品に出演している賀来が演じるのは、宇宙の原理が人の姿になった存在である梵天。長髪で太眉のがっしりとした体形、スーツ姿といういで立ちで、押しが強くプロデューサー気質を持ち合わせた梵天の役どころに安定感のある演技を見せている。

 三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーであり、『クローズEXPLODE』(14年)で映画デビューして以後、俳優としても活躍の場を広げている岩田は、天使の軍団を率いる天使長のミカエル役。劇場映画としては『新解釈・三國志』以来の福田監督作品への出演となり、ウェーブのかかった金色長髪、見目麗しい大天使ミカエルをコメディセンスたっぷりかつ美しく演じている。

 俳優としてはもちろん、モデル、バラエティMC、そしてブランドディレクターを務めるなど、活躍の幅を大きく広げている白石が、本作で福田作品に初参加。音楽や芸術を司る女神の弁才天を演じる。

 そして、雷を司る軍神の帝釈天には、『銀魂2 掟は破るためにこそある』(18年)、ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(21年)以来の福田監督作品への出演となる勝地。本作では切れ長の目の面長に超高級ブランドのスーツというスマートな見た目ながらも、時に荒っぽい口ぶりになる帝釈天のギャップを勝地ならではの色に染め上げている。

 また福田作品には欠かせぬ人となっている佐藤が本作にももちろん出演。今回の役名は、戦いの仙人。映画オリジナルキャラクターで、イエスとブッダが修行を積む際に登場する謎の仙人役に挑む。福田監督とは数多くタッグを組んできている佐藤の今作の出演シーンは、福田監督作品の歴史に残るシーンとなる予感も…。

 Team天界の5人のメイキング映像も到着。冒頭、梵天、ミカエル、帝釈天の3人がイエスとブッダに何かお願い事をしている様子…。これまでにも福田作品で強烈なインパクトを残してきた賀来、岩田、そして勝地の3人だからこそ、強く濃く、それでいて緩さを感じられるキャラクターを作り上げていることがとてもよくわかるメイキングとなっている。

 また大きな声でダメ出し、演技指導をする白石の振り切った演技は、福田組初参加とは思えないほどコミカルなものに仕上がっている。佐藤に至っては、台詞のようなアドリブなのか、アドリブのような台詞なのか、どこまでがアドリブでどこまでが台詞なのか…本作でも間違いなく楽しませてくれるに違いない。

■賀来賢人(梵天役)のコメント

 聖☆おにいさん、映画化!梵天役をやらせていただきました、賀来賢人です。

 原作から役のイメージを膨らませた結果、目力に意識を持っていき丁寧に表現を追求しました。

 今回の手応え的に、何らかの賞は取ると思います!泣きそうです。

 スタッフキャストの皆様、本当にありがとうございます。カンヌ、べネチア、ベルリン、ありがとう!

■岩田剛典(ミカエル役)のコメント

 "聖☆おにいさん"を福田監督で初の実写映画化と聞いて、とても挑戦的で楽しみな企画だと思いました。登場人物は歴史上のいろんな神話に出てくる、一度は耳にしたことのある神様ばかりです。

 僕は天使長ミカエルを演じました。天使長ということで、天使らしく飛ぶシーンを想定して高いところから吊るされる覚悟をしていましたが、蓋を開けてみたら出演シーンのほとんどが畳の上でした。

 福田組エンタテインメントがさく裂していますので、ぜひぜひ劇場でお楽しみください。

■白石麻衣(弁才天役)のコメント

 この度は映画『聖☆おにいさん』に参加できることを大変うれしく思います。台本を読ませていただいた際に、本作のユーモアと神様の融合にクスッとしたのが強く印象に残っています。

 私が演じる「弁才天」という役は、音楽や芸術を司るキャラクターであり、その魅力を存分に表現できるよう努力いたしました。皆さまに笑顔を届けられる作品となっておりますので、ぜひ楽しみに待っていてください!

■勝地涼(帝釈天役)のコメント

 「聖☆おにいさん」の連載当時から、漫画を読んでいたので、今回の映画化を聞いた時は、作品のいちファンとして、とてもうれしかったです。

 原作の世界観を面白おかしく映像化できるのは、福田雄一さんしかいないと思います。松山くんと染谷くんのおふたりが醸し出す空気感は、イエスとブッタそのもので、その中に自分が参加できることは、楽しみしかありませんでした。

 撮影現場は、福田組常連の賀来くんと岩田くんを含む5人のシーンでしたが、第一声をどう発するのか、各々のせめぎ合いもあり、ヒリヒリした感じが心地よかったです。毎度のことですが、「福田さんは笑ってくれているのか?」と常に探りながら(笑)。

 原作ファンの方も、初めて見る方も、ゲラゲラと笑いながら楽しめる作品に仕上がっていると思いますので、期待していてください。

■佐藤二朗(戦いの仙人役)のコメント

 なぜなのだ。なぜ記憶がないのだ。なぜ福田雄一作品に限り、記憶がないのだ。出た記憶がないのだ。おそらく福田作品は「どうかしてしまわないと」できないからだと思うのだが、原作は以前よりもちろん存じあげているし、松ケンも将太も大好きな俳優で、今回の映画化に大いに期待を寄せるものだが、え何?…「戦いの仙人」役?…ふふ。俺のイメージキャストはあの俳優さんだな。うん。断然あの俳優さん。ふふ。楽しみだな。…あ俺か。俺がやってるのか。これはもう、劇場にてこの目で確認するしかあるまい。