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世界中を夢で魅了し続けてきた米ウォルト・ディズニー・カンパニーはこの夏、過激すぎる暴力グロ描写が満載のR指定作品『デッドプール』シリーズを迎え入れ、最新作『デッドプール&ウルヴァリン』をR指定のままで公開する。主演を務めるライアン・レイノルズは、ディズニーがR指定での製作を許可したことに率直なところ驚いていたという。

『デッドプール』シリーズ前2作は、R指定映画における世界興収歴代ランキングで2位と3位に位置するなど、制限をものともしない圧倒的支持を得ている作品。製作の20世紀フォックスがディズニーに買収されたことを機に、最新作『デッドプール&ウルヴァリン』はディズニーの看板を背負って封切られることになる。

「上から目線のように聞こえなければ良いのですが、彼らがこれを作ってくれたことをすごく誇りに思っています」。このように語るのは、主演のほかに製作を兼任するライアン・レイノルズ。米とのインタビューでは、ディズニーのバックアップに感謝を伝えながらも、「会社や社員の方々がずっと楽しませてきた万華鏡のような車輪に、全く別の色を加えることは彼らにとっても大きな一歩だと思います」とディズニーの進化も実感していると明かす。

「でも、すごく驚きもしたんです」と本音を明かすレイノルズ。予告編では、俺ちゃんデッドプールによる下ネタジョークや血なまぐさい暴力描写なども健在だが、まさかディズニーが「ハードなR指定をやらせてくれるなんて」と率直に語っている。「とても感謝しています。だって、このキャラクターやこの世界を描く方法は(R指定の)他にないんですから」。

レイノルズによれば、「おかげさまで、たくさんの自由が得られた」とのこと。「R指定的なものを作るためだけにR指定を搾取するようなものではないです」と断りを入れた上で、「全てが可能な世界でやりたいことを何でもやらせてもらえました」とクリエイティブ上の制約がかかっていないことを強調した。

監督を務めたショーン・レヴィも、ディズニーからのサポートについて「ディズニーのみなさん全員が僕たちを信頼してくれた」とコメント。「僕たちが最高だと思う『デッドプール&ウルヴァリン』を作らせてくれました」と語り、スタジオへの感謝を伝えた。

『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月26日日米同時公開。

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