今回紹介するニコニコ動画は、子犬たちとゆったりとした暮らしを楽しめるニンテンドーDS用ソフト『nintendogs』にて、あえて猛スピードを追求したRTA動画。

 動画投稿者のせせりさんは、『nintendogs』におけるRTAレギュレーションのひとつである「All beginner Contest Golds」を走り、本動画では12分14秒というタイムを達成した。このレギュレーションは、飼っている子犬を3種目の大会に参加させて、そのすべてで優勝するまでの時間を競うカテゴリで、せせりさんは本動画とは別の走りにおいて世界1位記録を達成している。

 まず本作では、ゲームスタート直後に子犬の犬種を選べるのだが、せせりさんは「当たり判定がデカくて勝ちやすい」と語りつつ、ラブラドール・レトリーバーを選択。つまりニンテンドーDSのタッチ画面で飼い犬にタッチするとき、犬自体のサイズが大きければ大きいほどタッチミスが少なくなり、操作精度を底上げされるためだという。
 
 さらに子犬との交流パートでも最高効率を追求するべく、タッチ操作や音声入力による芸の習得(おすわり)なども最適化していく。芸を覚えさせるときには「ワンコの頭上に出てくる電球を最速で食わせる」とのことで、タッチ操作で子犬に特定の動きやポーズを取らせてから画面上に表示された電球のフキダシをタッチすることによって芸の習得確率を上昇させていく。
 その際に、電球のイラストを食べる演出が発生するため、文字通り「電球を最速で食わせる」のだという。この動作によって芸の習得に必要な仕込みが減るごとに、約5秒のタイム短縮につながるそうだ。また電球を食べさせてから音声入力を行うと、飼い犬の硬直時間が減少することもあり、せせりさんは「総じて電球は食わせ得やからバリバリ食わせていくで!」とも解説していた。