艶のある低音ボイスが大人気の声優としてはもちろん、近年は俳優としての注目度も急上昇中の津田健次郎さん。放送中の出演ドラマ『グレイトギフト』のお話から、「片づけは苦手」と話す日常生活のことまで伺いました。

初の本格的な医師役!大変な仕事だと実感

声優としてのみならず、近年はドラマ『ラストマン―全盲の捜査官』(鎌田國士役)や『大奥 医療編』(井伊直弼役)など多くの映像作品に出演し、俳優としての力強い存在感に新たなファンを獲得している津田健次郎さん。

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放送中の木曜ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)では、腕は一流ながら権力志向が強く冷徹な心臓外科医・郡司博光を演じています。取材を行った1月下旬はちょうど放送が始まったばかりのタイミング。スリリングなドラマの展開とともに、津田さん演じる郡司と片山萌美さん演じる看護師長・鶴下綾香との密会シーンもSNSなどで話題に。

「僕もSNSで反響を見ていますが、皆さんが細かなシーンや展開に盛り上がってくれてホッとしています。郡司について言えば、とにかくモテる人なんだなぁと(笑)。病院という狭い世界のなかでたくさん動き回って、さらにさまざまな女性と関係をもっていたりもして…。このドラマでいちばんややこしい人で、僕から見たら『おもしろのかたまり』なんです(笑)。だから演じるのは楽しいですよ。魅力もたくさんあると思うので、観ている方にも楽しんでいただけたらうれしいです」

物語も中盤に差しかかり、反町隆史さん演じる主人公の病理医・藤巻達臣を取り巻く状況も変化。だれが消え、だれが生き残るのか。本当に悪いのはだれなのか…。ますます目が離せない展開になってきました。

「『サバイバル医療ミステリー』とうたっていますが、ミステリーとしてのおもしろさとともに、藤巻家の家族の物語だったり、院内の人間ドラマだったり、さらにドロドロとしたメロドラマのような展開もあったりと、いろいろな要素がつめ込まれているので、毎話飽きずに観られると思います。郡司はそこでメロドラマパートを一手に担っているので(笑)、がんばりたいです。さまざまな女性と浮き名を流す郡司ですが、僕はなんとなく郡司の『好みのタイプ』に気がつきましたよ。サイドストーリーの楽しみ方として、皆さんも注目してみてください」

今知りたいのは「シワのつかない服の収納方法」

「僕の声、聞き取りづらいかも。もう少し机を近づけましょうか」と、取材時にも細やかな配慮を見せてくれた津田さん。

暮らしへのこだわりも細やかなのかと聞いてみると、「いえいえ、僕は本当に、“生活”に向いていないんですよ」と苦笑い。「とくに、ものの片づけが苦手。これではいけないと思い、片づけの本を読んでみたこともあるのですが…ああいった本はそもそも、できる人に向けて書かれていませんか(笑)? 一応マネをして、仕きりつきの引き出しにTシャツをしまっているのですが、どうしてもたたみジワがついてしまって。いい大人がシワシワのTシャツを着ているのもよろしくないかと思い、今は着るたびごとにスチームアイロンをかけているのですが、けっこう手間で。もっといい方法があるなら知りたいですね」

と、暮らしの一端を明かしてくれました。服の手入れや管理は、スタイリストさんなど身の回りの専門家に聞くことも多いと言います。

「若い人なら極端な話、ジャージに雪駄でも様になるかもしれませんが、僕くらいの年代になるとやっぱりある程度小ぎれいにしておいた方が印象もいいかなと。それで相談すると、跡が残らないハンガーなどいろいろなアイテムを教えてもらえるので、『じゃあ買います!』とその場ですぐにオンラインで買ってしまうこともあります。ただ元がマメじゃないので、結局うまく使えず…なんてことも多いんですよね(苦笑)」

 

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