若い頃よりも無理がきかなくなってくる50代の海外旅行。「あってよかったもの」「役立ったもの」について、元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんに聞きました。

あくまでの私の場合ですが、旅行へ行くとすべて順調ということは少なくて、なにかしら問題が起こります。でも、それも思い出や記憶に残る理由になったりも。ひとつの経験として、その後の役に立ちますしね。

【画像】使い終わったカイロは靴の消臭に

ただ体調のことだけは、若いときにはなんとかなると乗り越えられたことが、年齢と共に対処が必要になってきたと感じています。

先日の台湾旅行でも調子を崩しましたので、役に立ってくれたものについてお伝えします。

1:空港でもらった「コロナ検査薬」

台湾の空港で荷物を受け取って外に出るとすぐ、コロナの検査薬を配っていました。
とくに必要がないかなと1か所目はとおりすぎましたが、それこそなにがあるのか分からないし…と思い直していただきました。

そうしたら「なにがあるのかわからない」状態に。二日ほど夜に熱を出しました。ただ、なぜか日中は元気。いただいた検査薬で検査をして陰性だったので、周囲にも心配をかけず、自分自身も少しホッとして旅を続けることができました。病院では「季節性の風邪でしょう」とのことでした。

心配や不安って、思ったよりも人を疲れさせますので、ありがたかったです。

2:「シップ」は体が痛んだときにお役立ち

薬はいつも飲んでいるものを持って行きます。シップも荷物に入れておき、足が疲れた日は、ふくらはぎや足裏にシップを貼ると気持ちがいいです。

シップはそれ以外にも、役に立ちました。

熱を出した夜、寝ている時間がいつもよりも長いからか熱のせいなのか、珍しく体が痛くなりました。痛さを感じる腰に貼ると、ずっと過ごしやすくなると感じました。

もちろん薬は現地でも買うことはできますが、地域によっては薬局が見つからない場合もありますし、言葉が通じない場合も。

体調が悪いときは心細くなりますよね。買い物だって辛いもの。ほかの人の用事も増やさずにすみますし、持っていればこそすぐに使うことができます。

 3:寝汗を吸い取ってくれる「バスローブ」

予想外に役に立ったのが、ホテルの部屋にあるバスローブでした。熱を出してかいた汗を、見事に吸収。熱が引いた後、しっとりした寝具で寝ることにならず、とても助かりました。

家にもひとつ買おうかなと思ったくらい優秀でした。

4:あると便利、再利用もできる「カイロ」

もうひとつはカイロ。今回は冬だから持って行ったということもありますが、暖かい季節でも、熱が出るときには寒さを感じることも。

ホテルの寝具は薄いので、寒さを感じたときには、バスローブ・首周辺に巻いたバスタオル・おなかのカイロが役に立ちました。

カイロは、体が熱くなってきたら、もう使いません。ぐっすり寝ているなどの状況では低温やけども気になるので外しておきたい。

そんなときはいったん外し、ジッパーつきの袋に入れます。空気をしっかり抜いて空気に触れない状態で入れておくと発熱しません。また寒さを感じたときに取り出して、再利用しました。

暖かい日と寒い日が繰り返される、これからの時季にも使えるテクかもしれません。

ちなみに使い終わったカイロは脱臭剤代わりにもなるそうです。

自宅では靴の中に入れたり、靴棚に入れて再々利用しています。