子どもが小学校を卒業した後、処分に困る「ランドセル」。とはいえ、思い出のつまったランドセルを捨てるのは、なかなかハードルが高いのでは? 「ほかの使い道や、罪悪感のない処分の方法もありますよ」と話すのは整理収納アドバイザーの和田ゆきえさん。詳しくレポートします。

卒業してもまだまだ使えるランドセル、どうする?

仕事でお片づけの現場に行くと、6年間使ったあとのランドセルをどうしようか悩んでいるお客様が多くいらっしゃいます。なかには、もうお子さんが成人なのに、まだ押し入れにランドセルがあるという方も。今回は、卒業後のランドセルをどうしたのか、わが家の例をお伝えします。

2歳差ずつで3人兄弟の和田家。ランドセルも1人ずつ、それぞれ購入しました(購入してくれたのは祖父母です! ありがたい…)。「高かったし、捨てるのはもったいない」と考えてしまうのが本音ですよね。しかも、6年間毎日使ってもまだまだ丈夫で使えそうです。

1:譲る、寄付する

長男のランドセルは、本人に確認したところ「もう使わないし、いらない」というので、寄付することに。その当時、ソフトバンクショップで無料で引き取ってくれるプロジェクトをしていたので、引き取りをお願いしました。

現在このプロジェクトは終了しているのですが、企業やNPO・NGOなど、寄付を受けつけている団体他にもたくさんあります。まだ使える不要になったものはだれかに譲る、それもひとつの手ですよね。

2:防災リュックにする

二男と三男のランドセルも本人たちに確認すると「別にいらない」とのこと。こちらは寄付をせずに防災リュックとして活用することに!

早速防災グッズをつめこんでみると、2Lの水がシンデレラフィット! 簡易トイレ、マスクやアルミシートなど意外とたくさん入ります。さらに、しっかりした素材で丈夫なので、緊急時にもぐちゃぐちゃになりません。

置き場所も、もともとランドセルを収納していた場所に置けば迷いません。わが家は玄関の棚にピッタリでした。防災リュックを準備したいけれど新しくリュックを購入するのはもったいない、という方にもこの方法はおすすめ。ランドセルをそのままの形で残しておきたい人にもいいかもしれません。

3:リメイクする

また、ランドセルをリメイクする方法もあります。ミニランドセルやお財布・パスケース、ペンケースなどにリメイクすると別の用途で使えて、それもまたよし。「ランドセルを残しておきたい」というお子さんへのプレゼントにもぴったりです!

思い出のつまったランドセルをムダにしないアイデア、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう?