家の中をスッキリ見せるには、ものを収納の中にしまい、外に出しているものの数を減らすといいですよね。とはいえ、頻繁に使うものはしまいすぎると出す手間が増え、使うのがおっくうになります。結果、面倒が故に使わなくなる場合も…。ここでは、元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんの「出しっぱなし収納」について伺いました。

よく使うものは普段は出しておいて、いざというときの収納(隠し場所ともいえる)だけ決めておくことにしています。ここではわが家の実例をご紹介します。

【写真】来客時、ピンチハンガーは浴室に隠す

1:掃除機は出しっぱなし、掃除のチャンスを逃さない

たとえば掃除機。同居している私の母は掃除機をかけるのが好きな人。いつでも使えるように、洗面所と和室の間の廊下におきっぱなしです。

来客があるときには、洗面所か和室のどちらかにしまう。または2階にある納戸に移動します。

2:ピンチハンガーは洗濯機の近くにかけておく

ピンチハンガーは、洗濯機の脇の、窓をあける「取っ手」に引っ掛けています。

ピンチハンガーのかける部分が壊れているのですが(笑)、なんとか引っかかってくれています。

こちらも、来客時には見えなように浴室にかけておきます。

3:掃除用ブラシは、見えにくいところに出しっぱなし

お風呂の掃除用柄つきブラシは、上部にある物干し部分2本に渡らせて、落ちないよう、持ち手部分だけを洗濯用のクリップでとめています。

バスルームの扉をあけてすぐ手前、壁際の高い場所なので、入浴中も視線の邪魔にならずにすんでいます。

丸イスも洗面所に出しっぱなしで便利に使っています。

4:逆に、出しっぱなしが少ない場所にはメリットも

玄関のスペースは、普段、イスと花ビンをゆったりと置いていますが、大きめの宅急便や、フルーツの箱買いのときには、ググっと寄せて、ものの一時置きに。

重たいものを無理に運ぶと腰にもきますので、中身が減ってから移動します。

5:コンロまわりはものを置かない

キッチンはコンロ周りにものを置くと、油跳ねが気になるので、できるだけ置かないようにしています。

とはいえ、使うたび引き出しをあけてものを取り出すのは面倒なので、頻繁に使うものだけ出してあります。

使い勝手を優先して出しておいてもいい、ただ、出し過ぎ・並べすぎに気をつけて暮らしています。