『マルス-ゼロの革命-』今後の鍵を握る“財界の大物”役で原田美枝子の出演が決定
道枝駿佑演じる謎多きカリスマ転校生・美島零(ゼロ)に導かれた落ちこぼれ高校生たちが【マルス】という動画集団を結成し、悪事に手を染める大人たちに正義の鉄槌を下していく『マルス-ゼロの革命-』。
2月20日(火)に放送された第5話は衝撃のラストを迎え、ドラマは次週2月27日(火)放送の第6話より第二部へと突入していく。
ゼロ率いるマルスと、クロッキー社CEO・國見亜門(江口洋介)の戦いがますます激化していく『マルス-ゼロの革命-』第二部。そんななか、大きな鍵を握る人物・エンダーグループ会長の西城澪子を原田美枝子が演じることになった。
原田が演じるのは、国内最大手の総合流通企業・エンダーグループ会長の西城澪子。
クロッキー社と世紀の業務提携を発表し、名実ともに日本を動かす存在となるべく、2社は大きなプロジェクトに向けて動き始める。
「この国を新しく作り変えるため」にエンダーグループと手を組む、とゼロに明かしていた國見。膿を出し切り国民の目を覚まさせるための荒治療と話す、その思惑とは? そして、西城がクロッキー社と手を組んだ背景には、いったいどんな狙いがあるのか?
◆原田美枝子(西城澪子・役)コメント
――今作に出演されることになり、台本を読み、作品を観られた感想は?
台本からビジュアライズすることが難しかったのですが、第1話を拝見して「なるほど!」と腑に落ちました。
『マルス-ゼロの革命-』はけっこう難しいお話ですよね。高校生たちの話ではありますが、大人社会、現代社会への警告であったり…。そこへ若者たちが斬り込んでいく、すごく硬派なストーリーだと感じました。
――今後の物語を左右する人物・西城澪子をどんな風に演じたいと考えていますか?
私自身も澪子が置かれた立場と似ているのではないかと思います。若い人たちがどんどん台頭してきて、一緒に走るというよりは、もう先にメイントラックは出たなと感じている部分があり、そうした中で若い人たちを見ていると、「すごく頑張っているな」「こんな面白い人が出てきたんだ」と思うことがあるんです。
もしかしたら澪子もそれと同じような感覚でゼロや【マルス】のメンバーたちを見ていくのかも、と思っています。
生きてきた分だけ知恵や経験もあって、そういう意味でも若者たちを肯定したり、よくないと思う部分は忠告をしたり…。この先どんなストーリー展開になっていくのかはわからないですが、澪子は大人として若者たちの動きや心情を理解できる人間でいられたらいいなと思います。
私の20代は、100人いたら「99人は敵!」って思うくらい尖って生きていたので、ある種【マルス】の子たちに共感できる部分もあったりはするけれど、そんな中でも1人でもわかってくれる大人がいたら、勇気を持って生きていけると思うんですよね。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
すごくよかったです。片山修監督とは『みをつくし料理帖』(2012年)というドラマでご一緒して以来でしたが、安心して撮影に臨めました。江口洋介さんとも十数年ぶりでしたが、そのときはそんなに大きな絡みはなかったので、今回はあらためてゆっくりとお話ししています。
社会への怒りや変えたいという熱い思いを、“動画”という手段に乗せているところがすごく今っぽくて面白い作品だと思います。その中で澪子がどんな影響を及ぼしていくのか、ぜひ楽しみに見ていただけたらと思います。