「片づかない家」に必ずあるもの7つ。“もったいない”気持ちを手放して:2024年1月トップ10
ESSEonlineで2024年1月に公開された記事のなかから、ランキングTOP10入りした記事のひとつを紹介します。
今年こそ家をすっきりさせたい! と考えている人も多いのではないでしょうか? そこで今回、ミニマルな暮らしにまつわる著作が多数ある、カナダ在住のブロガー筆子さん(現在60代)に、「片づかない家にあるもの」を教えてもらいました。
記事の初出は2024年1月。内容は取材時の状況です。
「片づかない家」に必ずあるもの
「片づかない家に必ずあるもの」、それは必要ないもの、不用品です。
そもそもいらないのに買ってしまったもの、ライフスタイルは変わってもう使わなくなったもの。そんなものが多いと、家は散らかりがちに。
もしスッキリ暮らしたいなら、そうした不用品は積極的に手放しましょう。具体的にどんなものがあるかお伝えしますので、あなたの家にないかチェックしてください。
1.着ない服
女性の家に必ずあると言えるのが、ほとんど着ない服です。「いつか着るかもしれない」と思うかもしれませんが、何年も出番がないのは、手持ちの服で十分間に合っているからこそ。
着ない服がたくさんあると、タンスやクローゼットの中がいっぱいになり、よく着る大事な服にアクセスしにくくなります。
本当に着る服が過不足なくあるクローゼットを目指しましょう。
2.読み終わった雑誌・本
本を読み終わったとき、あなたはどうしますか? 多分、そのまま書棚に戻すでしょう。でも、一部のお気に入りの本以外は、再読しません。
なぜなら、読みたい本は次から次へと出てくるからです。
「必ず読む!」と思わない本は、早めに処分してください。すぐに捨てられないなら、「1年触らなかったら処分する」というルールをつくるといいですね。
3.紙袋
買い物をしたとき、店の人が商品を入れてくれる紙袋。「なにかに使えるかも」と思うものの代表です。
たしかに、ショップの袋は思ったよりしっかりしていて、デザインがかわいいものも多いので、そのまま捨てるのは忍びないでしょう。私も若い頃、紙袋をたくさんためていました。でも、ほとんど捨てましたよ。
「紙袋を捨てるのはもったいない」と思う人は、高い確率でエコバッグや手提げなど、まともな袋をたくさん持っています。なにかを運搬する必要が生じたら、そういう製品を使えばいいのです。
4.あき箱・あきビン
紙袋と同様にあき箱やあきビンも「なにかに使えるかも」という気持ちにさせます。
お菓子の入っていた箱や紅茶の缶は、デザインがおしゃれなものも多いから、「不用品」には見えないかもしれません。雑誌には、おせんべいの缶などを使ってなにかをすてきに収納している写真がのっているから、自分もそんなふうに使えるはずと思うでしょう。
でも、これは幻想です。
あき箱を、有用品に変身させるためには、手間がかかります。そんな時間とエネルギーがあったら、箱はさっさと捨てて、もっと大事なことに時間を使ってください。
5.タオル
ハンカチやタオルを好きな人も多いです。私もかつてたくさん持っていました。タオルはギフトでもらうことも多いので、油断しているとどんどん増えます。
1つタオルをおろしたら、同じものを何か月も使い続けますよね? 洗い替えが必要だとしても、そんなに何本もタオルはいりません。
新品のままダンボール箱に詰め込んで押入れにしまっておくと、タオルはだんだん劣化します。端が黄ばんだり、小さな茶色いしみがついたり。
そんなことになるぐらいなら、自分で全部使ってしまうか、使えないなら、今タオルを必要としているところに寄付したほうがいいのです。
6.なんとなくとってある書類や手紙
片づかない家には、紙類がたくさんあります。それは個人的なメモや手紙かもしれません。もしくは、なにか重要なことが書いてある気がする書類かもしれません。仕事で使った資料をいつまでも捨てない人もたくさんいます。
紙が問題なのは、家のあちこちに、散らばってしまうことです。1枚だけならぺらっと薄く、存在感があまりないけれど、何枚もたまると紙はとてもかさばります。本当に必要な紙だけ、残しましょう。
7.半端な粗品
日本では販売促進の方法として、企業が粗品や景品をよく配ります。ふだんの生活でも、贈り物の交換が頻繁なので、普通に暮らしていると、どんどん粗品が増えます。
自分で意図して手に入れたわけではないのに、一度所有してしまうと、「捨てるのはもったいない」と思って捨てられないのが人間の常。片づかない家には、使うかどうかわからない半端な粗品が押入れや棚にたくさん詰め込まれているので、いつも使う大事なものが部屋にあふれてしまいます。
ほかにも、不用品はいろいろあります。「いつか使うかもしれないもの」ではなく、「今、使っているもの」を残せば、片づけやすい家になりますよ。
筆子さんの著書『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)では、ここで紹介した以外にも、上手なものの減らし方や、ミニマリストになってよかったこと、体と心の健康を保つコツなど、これからの暮らしに役立つ内容をたっぷり掲載しています。