エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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「オオタニの考えに詳しい人たち」の談話を米紙「USAトゥデイ」が報道

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が10日以内に残りシーズンを全休し、トミー・ジョン手術を受ける可能性があると米紙「USAトゥデイ」が報じた。手術となれば、投手登板は来季も絶望。同紙は、今オフに迎えるフリーエージェント(FA)契約にどのような影響を及ぼすかも推察している。

 8月23日(日本時間24日)、エンゼルスは大谷がUCL(内側側副靭帯)の損傷により、今季残り試合に投手としては出場しないことを発表した。以降も打者としては出場を続けている大谷だが、「USAトゥデイ」紙は3日(同4日)、名物記者ボブ・ナイチンゲール記者の署名記事を公開。「ショウヘイ・オオタニの将来は?」として、以下のように記した。

「オオタニはまだ自身の意向を公にしていないが、オオタニの考えに詳しい人たちは、彼が10日以内にシーズンを終了させ、UCL修復のためにトミー・ジョン手術を受けるかもしれないと考えている」

 ナイチンゲール記者は、4日(同5日)から始まる本拠地7連戦を終えたところで残り全休を発表するのは「理にかなっている」と予想。トミー・ジョン手術を受けることで2024年中の登板の可能性を排除することになるが、指名打者として出場するための状態を確実にできると見通す。

 記事では続けて、「オオタニは2024年どこでプレーするか?」として、FA契約にも言及した。「単純に、各球団は今、オオタニを一流のパワーヒッターとして見ており、彼が2025年に投手としても復帰できればそれはボーナスだと考えている」と主張。新しい契約は、投手として復帰した場合のインセンティブやボーナスを確実に含むものになる、と推察した。

 また、契約先については「もし契約の入札額が5億ドル(約730億円)を下回るなら、エンゼルスは勝ち目があるだろう。もし5億ドルを上回るなら、ドジャース、ジャイアンツ、パドレス、そしてもしかするとマリナーズが最も強力な候補だ」と見込んだ。

(THE ANSWER編集部)