いまナイジェリアでは、ギネス記録を打ち立てるというブームが訪れているそう。先日は「100時間連続で料理する」新記録をナイジェリア人シェフが達成。このギネスブームに乗って、今度はある男性が「7日間泣き続ける」というギネス記録に挑戦しました。しかし、チャレンジは想像以上に過酷で一時的に視力を失うという、とんだ災難を経験したそうです。

↑先が見えていなかった…(画像提供/Ghana Page〔YouTube〕)

 

この男性はギニア生まれのナイジェリア人、テンブ・エベレさん。インフルエンサーであるテンブさんは、7日間泣き続けてギネスに自分の名前を刻むという目標を立て、新記録樹立のチャレンジに挑んだのです。

 

しかし、その試みはあえなく失敗。BBCのインタビューを受けた彼は、「7日間泣き続けるのは、思ったよりも大変だった。もっと戦略を立てて、泣き叫ぶのは減らすべきだった」と語っています。

 

両手で頭を抱えながら泣き叫んだり、時には静かに涙を流したり。そんな状態を続けているうちに、頭痛を覚え、目は腫れていったそう。そして、45分ほどの間、目が見えなくなったというのです。時計が「5時間55分」を表示する頃、彼は力尽きるように床に座りこみ、「もう無理だ」とでもいうように顔を左右に振っている様子も。結局、6時間を過ぎたところでギブアップしたようです。

 

静かに涙が頬をつたう程度ならまだしも、声を上げて泣き叫ぶのは、かなりエネルギーを使う行為。頭痛に見舞われ、目が腫れて視界がぼやけるというのも、うなずけることかもしれません。

 

ちなみに、テンブさんの涙はアフリカの若者たちに向けたもの。「自分たちができることには限界がないことを示したい」と泣いていたそうです。7日間も連続して泣くという、無謀とも思えることに挑戦したテンブさんですが、その心意気は、十分にギネス記録に値するものだったのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Hollywood Unlocked. Man Says He Went ‘Temporarily Blind’ After Attempting To Cry For 7 Days To Obtain Guinness World Record. July 17 2023