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 水曜日に英紙ミラーがサウジアラビアのアル・ナスルに対する3回分の移籍禁止処分について報じたが、キッカーの取材に対してFIFAのスポークスマンがこの事実を認めた。 「アル・ナスルは現在、未払いによって新しい選手を登録することができません。清算が確認され次第、関連する禁止事項は直ちに解除されることになります」

 その背景にはレスター・シティからアル・ナスルへ2018年に移籍した、アーメド・ムサに関する2021年10月5日のFIFA紛争解決会議所(DRC)の裁定がある。それによれば本来アル・ナスル側は1800万ユーロに加えプレー時間に応じ最大200万ユーロのボーナスを支払う必要があった。

 だがそのボーナス分は明らかに期限内に支払われることなく、そのため2021年4月7日にレスターはFIFAに提訴し、46万ユーロと5%の利息の支払いとともに競技面における制裁と要求。逆にムサは当時ボーナスが発生するのに必要な試合数をプレーしていないとの反論がある中で、アル・ナスルはムサとの契約を2020年10月をもって終了。今はトルコのシヴァスポルでプレーしている。

 そもそも当初、支払い期限は判決から45日後とされていたにもかかわらず、判決から1年半以上経った今になって、なぜ登録禁止が発動されたのかは不明。いずれにせよ政府系ファンドによる強烈な財力を背景にここのところは、クリスチアーノ・ロナウド擁する同クラブ含めてサウジアラビアは移籍市場を席巻。先日にはアル・ナスルはマルセロ・ブロゾビッチ獲得も発表するなど、もはや46万ユーロと5%の利息の支払いなど端金に過ぎない。