FIFTY FIFTYの大ヒット曲「Cupid」の著作権めぐり対立…THE GIVERSが反論“法廷で証明する”

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アン・ソンイルプロデューサーが率いるTHE GIVERSが、FIFTY FIFTYをめぐる議論に関して公式コメントを発表した。

THE GIVERSは7月5日、公式コメントを通じて、FIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTの代表が、著作隣接権と著作権を区別できていないと主張した。

THE GIVERSは「“著作隣接権”とは、著作権法で著作物の価値を高める上で一定の貢献をした者の権利で、著作者に準じて保護され、通常、音楽に関してはアルバム制作者の権利を言います。つまり、ATTRAKTが主張している9,000ドル(約130万円)の曲の費用を支払って保有しているのは、アルバム制作者の権利である隣接権です。THE GIVERSは隣接権についてはいかなる権利も持っていません」とし、ATTRAKTの主張に反論した。

続いて「“著作権”は、著作物を創作した人の権利で、音楽に関しては作詞家、作曲家、編曲家などが持つ権利を指します。これについては、THE GIVERSが適法な手続きを経て、作家たちとの話し合いの上で権利譲渡契約を締結し、代金を支払って保有している権利です。このような過程は「Cupid」の発売前に行われ、作詞と作曲の修正、様々なバージョンへのミキシング、他のアーティストとのコラボレーションなど、多方面で活用されるグローバルプロモーションの進行過程で、手続き上の承認業務などの長い過程を簡素化するために、THE GIVERSパブリッシャーを通じて適法な過程で履行したものです。明らかに会社の業務過程で取得した権利であり、実際に作品に参加したアン・ソンイルの持分のほか、海外の著作者の持分は、パブリッシャーであるTHE GIVERSが所有しています」と明かした。

THE GIVERSは「ATTRAKTが支払った曲の費用に対して、THE GIVERSが著作権を購入したという主張は成立しない、明らかな虚偽事実です。そのような論理であれば、ATTRAKTは過去のアルバムの楽曲の費用を支払うことにより、すべての楽曲に対する著作権を保有しているのか、逆に聞きたいです。当時、制作費不足で曲の確保が大変だったATTRAKTに代わって、THE GIVERSが問題なく曲を先行購入し、ATTRAKTの資金が確保されてから、再び返してもらったというのが事実です。このように事実に基づかない虚偽の主張に対して、相当な不快感と共に、深い遺憾を表明せざるを得ません」と主張した。

最後に「虚偽の主張と編集された資料で引き続き2次加害を続ける行為を止めてください。このコメントはTHE GIVERSの最後の警告であり、今後関連する全ての内容は、法的な手続きに従って忠実に事実関係を証明した後、改めてお知らせいたします」とつけ加えた。

これに先立ちATTRAKTは先月27日、江南(カンナム)警察署にTHE GIVERSのアン・ソンイル代表ほか3人を相手に、告訴状を提出した。アン・ソンイル代表は、FIFTY FIFTYのアルバム制作の過程で音楽制作を主導的に行ってきたメインプロデューサーだ。昨年11月18日に発売されたFIFTY FIFTYのデビューアルバムである1stミニアルバム「THE FIFTY」アルバムのクレジットにプロデューサー名「SIAHN」として名を連ねた。今年2月に発売されたFIFTY FIFTYの1stシングル「The Beginning:Cupid」のタイトル曲「Cupid」にもプロデューサーとして参加した。

ATTRAKTは、THE GIVERSが業務を引き継ぐ過程で、引き継ぎを遅らせ、会社のメールアカウントを削除した。これまでのプロジェクト関連資料を削除する業務妨害、電子記録などの損傷、詐欺および業務上の背任行為をしたと主張した。またアン・ソンイルらが「Cupid」の音源を購入する過程で、ATTRAKTに著作権の購入に関する情報を提供せず、本人及び本人の会社が著作権をひそかに購入したと主張し、音楽業界に波紋を呼んだ。