◆国内女子プロツアー<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月4日~5月7日 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)/ 6780ヤード・パー72>

今年50回目の開催となった国内女子の今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。4日間のトータルでアンダーパーが1人もいない厳しい大会を制したのは吉田優利だった。最終日を3バーディー、4ボギーの73でラウンド。途中、追いすがる申ジエに1ストローク差まで詰められる場面があったものの、終盤の17番で決め手となるバーディーを奪い、4日間通算1オーバーで悲願のメジャー初制覇を達成した。

国内ツアー27勝の申ジエとの死闘

 最終日を2位のリ・ハナに2打差をつけて単独首位でスタートした吉田優利。

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 1番パー4でいきなりバーディーの好発進。6番、9番でボギーをたたき通算1オーバーで前半を折り返した時でも、後続とは3打差あり、後半でこれほど厳しい試合になるとは思わなかったかもしれない。 

 その吉田を追いかけたのは、4打差の3位タイでスタートした申ジエだった。

 前半を2バーディー、2ボギーのイーブンで折り返したジエは、10番をボギーとするも、11番と14番でバーディーを奪取。この時点で通算3オーバーの2位に浮上していた。

試合を決めた17番でのバーディー

雨中でのラウンド中に笑顔を見せる吉田優利 写真:Getty Images

 対する吉田は10番をボギー。12番パー5でバーディーを奪ったものの、14番をボギーとし、通算2オーバー。気が付けばジエとの差は1打差となっていた。

 その後の15番、16番をともにパープレーとして迎えた17番パー5。1つ前の組でプレーする申ジエがパーでホールアウトしたあと、吉田は見事にバーディーを奪取。18番で申ジエがボギーを叩いたこともあり、通算1オーバーでフィニッシュした吉田は、結局、申ジエに3打差をつけて悲願のメジャー初制覇とツアー通算3勝目を達成した。

 2位には4オーバーの申ジエ。3位には6オーバーでリ・ハナ、リ・ソミ、小祝さくら、上田桃子の4人が並んだ。なおローアマは、21オーバー50位タイで馬場咲希が獲得している。