実際のボディスーツ(写真提供:ユニクロ)

写真拡大

ユニクロが販売する「110〜160サイズの前あきボディスーツ」の値下がりを受けて、子どもの介助にあたる親などから終売を危惧するようなレビューが相次いでいるとして、ツイッターで話題になっている。

広報は取材に、「終売の可能性がございましたが、お客様のご意見と応援をいただきましたため、販売継続が決定しました」と明かした。

「廃盤にしないで」広がる声

話題となったのは、「KIDS コットン前あきクルーネックボディスーツ(半袖)」という商品だ。公式サイトによると、「左側にボタンをつけることで、うつ伏せでも痛くなく、シンプルで使いやすいボディスーツ」となっている。

「動いてもはずれにくく、着脱も簡単なプラスチックスナップボタン仕様」「股の部分を長めに設計しているので、おむつを重ねづけしても、しっかりとおしりをカバーする」といった特長も記載されている。

当該商品のレビュー欄では、大きめサイズかつ手ごろな価格で質も良いとして、障害児や要介助者の親を中心に重宝されている様子だ。一方、2022年夏ごろから段階的に値下げが進んでいるようで、「終売のための売りつくしなのではと危惧しています」「なくなってしまうと困るので、廃盤にしないで下さい!!」といった声が増えつつある。

このような状況はツイッターで2023年6月に拡散され、応援するような反応が大きく膨らんでいる。

ユニクロPRチームは23日、「該当商品につきましては、終売の可能性がございましたが、お客様のご意見と応援をいただきましたため、販売継続が決定しました」とJ-CASTニュースの取材に答えた。

「弊社ではより多くの方にユニクロ商品をご愛用いただくために、お客様からいただくご意見、ご指摘を真摯に受け止め、実際に商品のアップデートやサービス改善に生かしております。今回、改めてお客さまにご支持いただき、継続発売となりました」

客の要望受け商品化へ

発売は2020年9月。「子ども用サイズのロンパース」の要望を受けて商品化の検討を始めたという。市場を調査したところ、「同じような商品がなかなか世の中にない」「あっても高額」と分かった。

「実際に必要とされる方のご意見を直接伺った際には、親御さんが手作りされていることや、お子さまが成長する度に、睡眠時間を削ってリメイクしているといったことを伺い、大変負担になっていらっしゃることを知りました」

そこで、「下着としてお求めしやすい価格で買い替えやすく、着用されるお子さまが快適に過ごすことができ、着替えをお手伝いする親御さんのご負担を軽減する商品を作りたい」という思いで発売に至ったと振り返る。

ユニクロはこれからも、LifeWearブランドとしてお客様の快適な生活をささえる洋服づくりと、ご満足いただける商品とサービスを提供して参ります」