Kindle Scribeはペン操作と手書き入力に対応! さらに使いやすくなったAmazon電子書籍リーダーを試す
KindleはディスプレイにE Inkを採用することで、目にも優しく、日光の下でも紙のように読みやすい電子書籍リーダーである。
そんなKindleの新しい仲間がKindle Scribeだ。
昨年末に発売されたKindle Scribeは、初めて手書き入力機能を搭載したモデル。
10.2インチの大画面も大きな魅力となっている。
■「Kindle Scribe」の特徴
Kindleシリーズは、
・基本モデルの「Kindle」
・防水機能付きの「Kindle Paperwhite」
・大画面(7インチ)の「Kindle Oasis」
・手書き入力機能付きの「Kindle Scribe」
これら4種類に大別できる。
2023年11月30日に発売されたKindle Scribeは、ペンの種類や本体内蔵メモリー、読み放題サービス「Kindle Unlimited」の組み合わせによって価格が異なる。
・ペン:スタンダードペン、プレミアムペン
・メモリー:16GB、32GB、64GB
・Kindle Unlimited:なし、あり(3カ月分)
16GBモデルはスタンダードペンかプレミアムペンかを選択でき、32GB以上のモデルはプレミアムペンのみのラインナップとなる。
プレミアムペンは
・充電式
・消しゴム機能:手書きを消す
・ショートカットボタン:ペンとマーカーの切り替えなど
これらがスタンダードペンと異なり、価格も4,000円プラスされる。
なお、プレミアムペン、スタンダードペンのいずれも、Kindle Scribe本体の側面にマグネットで装着することができる。
価格(金額は税込み)は、
・16GBモデル、スタンダードペン、Kindle Unlimitedなしの最安モデルで47,980円
・64GBモデル、プレミアムペン、Kindle Unlimitedあり(3カ月分)の最上位モデルで59,980円
正面から見たKindle Scribe
背面から見たKindle Scribe
本体サイズは、約196(幅)×230(高さ)×5.8(厚さ)mm、本体のみの重量は約433g。通信はWi-Fiのみ。
側面には、電源ボタンと充電用のUSB Type-C端子を搭載
プレミアムペン。丸い部分を押し付けると、消しゴム機能を使用することができる
■E Inkとは
E Inkのディスプレイは、電子インクという微小なカプセルによって構成される。
カプセルには、黒と白の微細な粒子が含まれており、電気的に帯電させることができる。カプセル内の黒または白の粒子が表面に移動することで、画面が表示される。
スマートフォンやパソコンなどに採用されている液晶ディスプレと比較すると、
・表示切り替えに時間がかかる
・モノクロが一般的
・色数が限られている
これらがデメリットとなる一方で、
・電力消費が極めて少ない
・見やすく目が疲れにくい
こうしたメリットがある。
■ペン操作が便利
Kindle scribeは、ペンを使って手書きメモが取れるのが特徴だ。
使い勝手もよく、紙のノートやメモを使っている人も、Kindle scribeで十分に代用できるだろう。
またKindle Scribeでは、電子書籍を読んでいるときに、付箋でメモをとることができる。
紙の本を読んでいる人の中には、本を傷つけずにメモを書くため、付箋を使っている人もいるだけに読者好きにとっては好ましい機能追加だ。
メモした付箋はPDF形式のファイルでメールすることもできるので、ほかの人との情報交換や共有も可能となる。
電子書籍を読んでいるときに、付箋でメモをとってみた
ペンはページめくりなどの操作でも使える。
指での画面タッチによるページめくりでは指紋が付いてしまうが、ペンなら指紋を気にせずに読書することができる。
Kindle Scribeにはウェブブラウザ機能が備わっており、ネット閲覧もできる。
しかしWeb閲覧は、画面の切替えに時間がかかる上、ペン操作でのスクロールも慣れがいる。これらは電子ペーパーのデメリットな面でもあるので、あらかじめ理解して利用しよう。
Webページは表示できるが快適とはいい難い
別売のファブリック 折りたたみカバーは、Kindle Scribe専用のカバーだ。ペンの紛失や本体に付いてしまう傷などを防止できる。
ファブリック 折りたたみカバー
画面に適度な傾斜を付けることができるため、Kindle Scribeを手で持つ必要がなくなる。長時間読書をする人は、手が疲れずに済むわけだ。
専用ケースはスタンドとしても利用できる
Kindle Scribeは、これまでのKindleにはなかったペンによる操作や手書き入力が可能となった。ぜひ、一度、体験してみてほしい。
・電子ペーパーディスプレイの世界市場は2027年まで年平均成長率36.5%で成長する見込み
ITライフハック 関口哲司
そんなKindleの新しい仲間がKindle Scribeだ。
昨年末に発売されたKindle Scribeは、初めて手書き入力機能を搭載したモデル。
10.2インチの大画面も大きな魅力となっている。
■「Kindle Scribe」の特徴
Kindleシリーズは、
・基本モデルの「Kindle」
・防水機能付きの「Kindle Paperwhite」
・大画面(7インチ)の「Kindle Oasis」
・手書き入力機能付きの「Kindle Scribe」
これら4種類に大別できる。
2023年11月30日に発売されたKindle Scribeは、ペンの種類や本体内蔵メモリー、読み放題サービス「Kindle Unlimited」の組み合わせによって価格が異なる。
・ペン:スタンダードペン、プレミアムペン
・メモリー:16GB、32GB、64GB
・Kindle Unlimited:なし、あり(3カ月分)
16GBモデルはスタンダードペンかプレミアムペンかを選択でき、32GB以上のモデルはプレミアムペンのみのラインナップとなる。
プレミアムペンは
・充電式
・消しゴム機能:手書きを消す
・ショートカットボタン:ペンとマーカーの切り替えなど
これらがスタンダードペンと異なり、価格も4,000円プラスされる。
なお、プレミアムペン、スタンダードペンのいずれも、Kindle Scribe本体の側面にマグネットで装着することができる。
価格(金額は税込み)は、
・16GBモデル、スタンダードペン、Kindle Unlimitedなしの最安モデルで47,980円
・64GBモデル、プレミアムペン、Kindle Unlimitedあり(3カ月分)の最上位モデルで59,980円
正面から見たKindle Scribe
背面から見たKindle Scribe
本体サイズは、約196(幅)×230(高さ)×5.8(厚さ)mm、本体のみの重量は約433g。通信はWi-Fiのみ。
側面には、電源ボタンと充電用のUSB Type-C端子を搭載
プレミアムペン。丸い部分を押し付けると、消しゴム機能を使用することができる
■E Inkとは
E Inkのディスプレイは、電子インクという微小なカプセルによって構成される。
カプセルには、黒と白の微細な粒子が含まれており、電気的に帯電させることができる。カプセル内の黒または白の粒子が表面に移動することで、画面が表示される。
スマートフォンやパソコンなどに採用されている液晶ディスプレと比較すると、
・表示切り替えに時間がかかる
・モノクロが一般的
・色数が限られている
これらがデメリットとなる一方で、
・電力消費が極めて少ない
・見やすく目が疲れにくい
こうしたメリットがある。
■ペン操作が便利
Kindle scribeは、ペンを使って手書きメモが取れるのが特徴だ。
使い勝手もよく、紙のノートやメモを使っている人も、Kindle scribeで十分に代用できるだろう。
またKindle Scribeでは、電子書籍を読んでいるときに、付箋でメモをとることができる。
紙の本を読んでいる人の中には、本を傷つけずにメモを書くため、付箋を使っている人もいるだけに読者好きにとっては好ましい機能追加だ。
メモした付箋はPDF形式のファイルでメールすることもできるので、ほかの人との情報交換や共有も可能となる。
電子書籍を読んでいるときに、付箋でメモをとってみた
ペンはページめくりなどの操作でも使える。
指での画面タッチによるページめくりでは指紋が付いてしまうが、ペンなら指紋を気にせずに読書することができる。
Kindle Scribeにはウェブブラウザ機能が備わっており、ネット閲覧もできる。
しかしWeb閲覧は、画面の切替えに時間がかかる上、ペン操作でのスクロールも慣れがいる。これらは電子ペーパーのデメリットな面でもあるので、あらかじめ理解して利用しよう。
Webページは表示できるが快適とはいい難い
別売のファブリック 折りたたみカバーは、Kindle Scribe専用のカバーだ。ペンの紛失や本体に付いてしまう傷などを防止できる。
ファブリック 折りたたみカバー
画面に適度な傾斜を付けることができるため、Kindle Scribeを手で持つ必要がなくなる。長時間読書をする人は、手が疲れずに済むわけだ。
専用ケースはスタンドとしても利用できる
Kindle Scribeは、これまでのKindleにはなかったペンによる操作や手書き入力が可能となった。ぜひ、一度、体験してみてほしい。
・電子ペーパーディスプレイの世界市場は2027年まで年平均成長率36.5%で成長する見込み
ITライフハック 関口哲司