米外為市場サマリー:米利上げ継続観測後退で一時132円00銭台に軟化  

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 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=132円58銭前後と前日に比べ50銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=146円46銭前後と同10銭強のユーロ高・円安だった。
 
 この日に米労働省が発表した3月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.5%低下と横ばいを見込んでいた市場予想を下回り、エネルギー・食品を除くコア指数も0.1%低下と市場予想(0.3%程度の上昇)に反して下落した。また、同省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が23万9000件と市場予想(23万2000件程度)を上回り、労働市場の逼迫懸念が和らいだこともあり、市場参加者の間では米連邦準備理事会(FRB)の利上げ継続観測が後退。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁などが利上げ継続を示唆し、ユーロ買い・ドル売りが対円でのドル売りに波及したこともあり、ドル円相場は一時132円02銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1046ドル前後と前日に比べて0.0050ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS