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 今冬にカタールで開催されたワールドカップ決勝において、アルゼンチン代表の前に激戦の末に連覇を阻まれたフランス代表、ディディエ・デシャン代表監督はパリジャン紙に対して、最終的に最後まで出場しなかったカリム・ベンゼマについて、「カリムは自分から、もう間に合わないと話していたんだ。彼からは私に対して、もう終わりだねと言われたよ」と発言した。

 バロンドールを獲得しまさにキャリアの絶頂にあったベンゼマだが、ワールドカップ開幕直前に大腿を痛めたために欠場していた経緯がある。それでも準決勝の4日前には所属先で練習を再開してる様子があったことから、復帰待望論が浮上していたのだが・・・。事実はいったい何なのか?少なくともこの発言に異を唱えたのが、カリム・ベンゼマ本人である。

 自身のインスタグラムのストーリーズにてフランスで人気のインフルエンサーが「嘘つき、この嘘つきめ!」という言葉を繰り返しているビデオとともに「何いってるんだ?」とのメッセージを投稿。なおワールドカップ決勝後まもなくして、ベンゼマはフランス代表からの引退を発表した。

 ちなみに昨年末にはベンゼマの代理人によって投稿されたツイートが物議を醸しており、そこでは「この投稿を行う前に3人の専門家の意見を聞いた」とした上で、「少なくともベスト16からは、ベンチ入りしていても決しておかしくはなかったという診断結果が得られた。にも関わらず彼はいったい何故、あんなにも早く帰国するように告げられていたのでしょうか?」と綴られていた。