【海外発!Breaking News】蛇行運転の女性、警察官の機転で病院搬送 脳腫瘍で即手術し「命を救われた」と感謝(米)<動画あり>
昨年12月、高速道路上で蛇行運転をする車を止めた警察官が、運転手の女性の異常にいち早く気付いて救急車を要請した。女性は警察官の機転で命を救われ、第二の人生をスタートしたという。米ネットメディア『ABC News』などが伝えている。
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米サウスカロライナ州マウントプレザントの高速道路を走行中だったタマラ・パーマーさん(Tamara Palmer、58)は昨年12月2日、後方からやってきた警察車両に停車を命じられた。
通勤中だったタマラさんを止めたのは、マウントプレザント警察署のレイモンド・スクーンメイカーさん(Raymond Schoonmaker)とブレット・エイトンさん(Bret Aton)で、「飲酒運転の可能性がある」との通報を受け、タマラさんが運転するSUVを追跡していた。
同警察署はこのほど当時のダッシュボードカメラとボディカメラの映像を公開しており、動画では停車させられる直前のタマラさんが縁石に何度も車をぶつけ、蛇行運転をしているのがはっきりと映し出されていた。
さらに車を止めた後、レイモンドさんに「今日は何か飲んだかい?」と質問されたタマラさんは「ええ、飲んだわ…。紅茶を2杯よ」と返答、「いいや、そうではなくてアルコールのことだよ」と返されると「飲酒はしていないわ」と答えている。
実はタマラさん、この日すでに二度、別の警察官に車を止められており、レイモンドさんは飲酒や薬物の影響下にないことを確認後、酷い頭痛を訴えるタマラさんにこう告げた。
「あなたにはここから救急車に乗って病院に行ってもらう。何らかの病気を発症している可能性があるから、検査が必要だね。」
ちなみに当時の映像では、救急車のサイレンが響く中、タマラさんが頭を押さえて車に寄りかかっているのが見て取れる。タマラさんは数秒間視力を失っていたことも明かしており、レイモンドさんに「座ってもいいかしら?」と尋ねるなど気分が悪いことを訴えていた。
こうしてタマラさんは病院に緊急搬送され、MRI検査の結果、脳に大きな腫瘍があることが判明した。医師には「ここまで大きくなるには35年はかかるだろう。視神経を圧迫しているので早急な手術が必要」と言われたそうで、警察官に車を止められてから48時間以内に、約8時間にわたる脳の手術を受けている。
「手術は大成功で数日後には退院できたんですよ。合併症もなく、手術をしたとは思えないくらい気分がいいですね」と語るタマラさん。腫瘍は良性で、すでに同州での補助教員としての仕事にも復帰しており、先月19日には停車を命じられて以来、初めてマウントプレザント警察署を訪れて経過報告をしたそうだ。
これを受け同警察署は今月1日、Facebookで12月のタマラさんのエピソードを紹介。当時の写真とともにレイモンドさんと改めて再会したタマラさんの笑顔の写真を投稿した。
手術から約3か月が経過したタマラさんは「あの日、私の車を止め、機転を利かせて迅速な対応をしてくれた2人の警察官に私は命を救われたのです。2人は私の天使です」と述べると、このように続けた。
「毎朝目覚めると、私は『ありがとう』と言って感謝します。そして目を開け、生きていることを実感するのです。それから学校に行き、子供たちとの時間と仕事を楽しむのです。呼吸していることを喜びながらね。2人の警察官のおかげで、12月2日は私の第二の誕生日になりました。彼らは私に人生で最高の誕生日プレゼントを与えてくれたのです!」
なおこのニュースには、次のようなコメントが寄せられている。
「良い警察官で幸運だった。」
「これこそ警察官のあるべき姿!」
「テネシー州で脳卒中を起こした拘留中の60歳の女性を『嘘をついている』と放置し、死なせてしまった警察官らとは雲泥の差。」
「『交通違反者を取り締まればいい』と切符を切るだけの警察官じゃなくて良かった。」
「観察力、判断力、批判的思考、これがポイントだね。警察官、いい仕事をしているよ!」
「彼女のことはよく知っているの! 素晴らしい女性よ。元気になって本当に良かった!」
「女性の幸運を祈るよ!」
画像は『ABC News 2023年3月8日付「Traffic stop for suspected drunk driving leads to lifesaving brain surgery for woman」(Mount Pleasant Police Department/Facebook)』『Mount Pleasant Police Department 2023年3月1日付Facebook「Mount Pleasant, SC - On December 2, 2022,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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米サウスカロライナ州マウントプレザントの高速道路を走行中だったタマラ・パーマーさん(Tamara Palmer、58)は昨年12月2日、後方からやってきた警察車両に停車を命じられた。
同警察署はこのほど当時のダッシュボードカメラとボディカメラの映像を公開しており、動画では停車させられる直前のタマラさんが縁石に何度も車をぶつけ、蛇行運転をしているのがはっきりと映し出されていた。
さらに車を止めた後、レイモンドさんに「今日は何か飲んだかい?」と質問されたタマラさんは「ええ、飲んだわ…。紅茶を2杯よ」と返答、「いいや、そうではなくてアルコールのことだよ」と返されると「飲酒はしていないわ」と答えている。
実はタマラさん、この日すでに二度、別の警察官に車を止められており、レイモンドさんは飲酒や薬物の影響下にないことを確認後、酷い頭痛を訴えるタマラさんにこう告げた。
「あなたにはここから救急車に乗って病院に行ってもらう。何らかの病気を発症している可能性があるから、検査が必要だね。」
ちなみに当時の映像では、救急車のサイレンが響く中、タマラさんが頭を押さえて車に寄りかかっているのが見て取れる。タマラさんは数秒間視力を失っていたことも明かしており、レイモンドさんに「座ってもいいかしら?」と尋ねるなど気分が悪いことを訴えていた。
こうしてタマラさんは病院に緊急搬送され、MRI検査の結果、脳に大きな腫瘍があることが判明した。医師には「ここまで大きくなるには35年はかかるだろう。視神経を圧迫しているので早急な手術が必要」と言われたそうで、警察官に車を止められてから48時間以内に、約8時間にわたる脳の手術を受けている。
「手術は大成功で数日後には退院できたんですよ。合併症もなく、手術をしたとは思えないくらい気分がいいですね」と語るタマラさん。腫瘍は良性で、すでに同州での補助教員としての仕事にも復帰しており、先月19日には停車を命じられて以来、初めてマウントプレザント警察署を訪れて経過報告をしたそうだ。
これを受け同警察署は今月1日、Facebookで12月のタマラさんのエピソードを紹介。当時の写真とともにレイモンドさんと改めて再会したタマラさんの笑顔の写真を投稿した。
手術から約3か月が経過したタマラさんは「あの日、私の車を止め、機転を利かせて迅速な対応をしてくれた2人の警察官に私は命を救われたのです。2人は私の天使です」と述べると、このように続けた。
「毎朝目覚めると、私は『ありがとう』と言って感謝します。そして目を開け、生きていることを実感するのです。それから学校に行き、子供たちとの時間と仕事を楽しむのです。呼吸していることを喜びながらね。2人の警察官のおかげで、12月2日は私の第二の誕生日になりました。彼らは私に人生で最高の誕生日プレゼントを与えてくれたのです!」
なおこのニュースには、次のようなコメントが寄せられている。
「良い警察官で幸運だった。」
「これこそ警察官のあるべき姿!」
「テネシー州で脳卒中を起こした拘留中の60歳の女性を『嘘をついている』と放置し、死なせてしまった警察官らとは雲泥の差。」
「『交通違反者を取り締まればいい』と切符を切るだけの警察官じゃなくて良かった。」
「観察力、判断力、批判的思考、これがポイントだね。警察官、いい仕事をしているよ!」
「彼女のことはよく知っているの! 素晴らしい女性よ。元気になって本当に良かった!」
「女性の幸運を祈るよ!」
画像は『ABC News 2023年3月8日付「Traffic stop for suspected drunk driving leads to lifesaving brain surgery for woman」(Mount Pleasant Police Department/Facebook)』『Mount Pleasant Police Department 2023年3月1日付Facebook「Mount Pleasant, SC - On December 2, 2022,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)