ONE N' ONLY

”JK-POP“として唯一無二のスタイルを貫く6人組ダンス&ボーカルユニットONE N' ONLY(以下、ワンエン)初の主演映画『バトルキング!!-We’ll rise again-』(以下、『バトルキング!!』)が、3月10日に公開。同作は瀧川元気氏が監督を務める青春映画で、迫真のアクションシーンと、ヤンキーたちがダンスや歌で夢に向かって邁進していく姿が描かれている。山下永玖は高坂源二郎、高尾颯斗は直江愛之助、草川直弥は甲斐玄武、上村謙信は鞍馬憲一郎、関哲汰は真田晋作、沢村玲は早乙女以蔵を演じる。インタビューでは、ワンエンの6人に主演映画を通して気づいたこと、白熱のアクションシーンでのエピソードなど、話を聞いた。(取材・撮影=村上順一)

撮影を通して感じたそれぞれの気づき

――主演作品を通して、どんな発見や気づきがありましたか。山下永玖

撮影していて感じたのは、謙信が演じている鞍馬が、良い意味でギャップがあったことです。ケンカっ早く、ラップをやっているキャラなんですけど、普段はそういう「オラー!」みたいな性格ではないので、謙信の新しい一面が見れたなと思っています。上村謙信

良かった(笑)。山下永玖

自分が思ったことをまっすぐに伝えてくれるところは、鞍馬と通ずるところはあったなと思います。上村謙信

僕が演じた鞍馬という人物は、夢をあきらめて楽な方に逃げている。一見強そうに見えて、実は一番弱いのかなと思いました。永玖が演じている源二郎がどんどんダンスの楽しさに目覚めて、僕らから遠ざかっていくのを見て、本当に悲しくなってしまった自分がいました。一緒にヤンチャなことをしたいのに、源二郎から「もうやらない」と言われた時に、込み上げてきた感情、自分にもこんな感情があるんだと気づきました。役になりきることができたと思いますし、鞍馬が夢に向かっていく姿にも勇気づけられました。作品の中で色んな感情に出会えたという発見がありました。

――直弥さんはいかがですか。草川直弥

この作品を通して気付いたことは、永玖って女の子の前でこんな表情をするんだ、ということです。永玖はグループにいる時はどちらかというと“付いて行くタイプ”だと思っていて、何を考えているのかわからない時もあります(笑)。役の上ではあるのですが、櫻(愛里紗)さん演じる内藤可乃とのシーンでは、「オレについてこいよ!」みたいなところが垣間見えて、いつもより永玖の背中が大きく見えました。大人になりましたね。山下永玖

まあ、僕の本質はそっち側だと思ってます(笑)。一同

えっ?(笑)。

――皆さんざわついていますけど(笑)。颯斗さんの発見は?高尾颯斗

玲君は黄色が似合う、という発見がありました。普段、モノトーンの服が多いイメージで、今回黄色のパーカーをずっと着ていたのですが、すごくハマっているなと思いました。皆さんが作品を観た時に、すごく印象に残るんじゃないかなと思います。そして、キャラもめちゃくちゃ立っていて。

――それは私も感じていて、玲さんは普段からああいう雰囲気もあるのかなと。高尾颯斗

割とそのままの感じがあります。オタク気質なので、好きなことをしゃべる時は饒舌になります。源二郎に対して音楽について話すシーンがあるのですが、いつも以上でした(笑)。それは役の早乙女の部分が加わっていたからなんじゃないかなと思います。

――キャラ濃かったですよね。沢村玲

かなり早乙女に寄せましたから。最初は髪も下ろしていつも通りの僕みたいな感じだったのですが、一回試しに髪を上げてみようと思って、オールバックにしてみたんですけど、ちょっと格好いい感じになってしまったので、七三分けになったという経緯があります。高尾颯斗

これまでに色んな髪型の玲君を見てきてますが、一番しっくりきてます。

――そんな玲さんの発見は?沢村玲

颯斗が弟の(高尾)楓弥(BUDDiiS)と共演しているんですけど、2人はこういう雰囲気なんだと知れたことが発見でした。なかなか見れる光景ではないので嬉しかったです。2人の兄弟感みたいなものが、『バトルキング!!』にもしっかり出ているので、注目ポイントです。

――兄弟での共演は照れくさいところもありました?高尾颯斗

監督さんからリアルな兄弟役でお願いしますと、聞いた時は「本当に!?」とすごく驚いたのですが、でも嬉しい気持ちの方が勝ってました。兄弟で話し合いもできましたし、設定も深く突き詰めることができました。沢村玲

僕は妹がいて、他の兄弟の感覚が気になっていたので、それが見れて面白かったです。

――哲汰さんの発見は?関哲汰

僕も永玖と櫻さんとのシーンが印象的でした。永玖が女性と話しているところが想像つかなかったので。

――そうなんですか?関哲汰

永玖はすごくシャイで、普段はシャキシャキ喋るタイプでもないんですよ。でも、役の中では引っ張っていく感じで、しかも強気で行くというのが新鮮でした。どんな意識で演じていたのか気になってます。沢村玲

撮影直前の本読みのとき、めちゃくちゃ恥ずかしがっていたんですよ。関哲汰

恥ずかしくて櫻さんと目も合わせられないって。櫻さんとのシーンは撮影が一緒ではなかったので、完成した映像で初めて見たんですけど、永玖のお芝居にニヤニヤしてしまいましたね。山下永玖

本読みの時は、メンバーが近くにいたので照れくさかったんです(笑)。高尾颯斗

とはいえ、しゃべりなれている永玖もあまり見たくないけど(笑)。

ONE N’ ONLYとして披露したら、どう見えるのか楽しみ

――撮影ではハプニングやアクシデントも?関哲汰

アクションシーンでのことです。僕が勢い余ってパンチが直弥の顔に当たってしまいまして…。リアルなアクションシーンということもあり、ギリギリのところで演じていたので当たってしまいました。でも、監督さんが「そういうこともあるから」と仰ってくれて。山下永玖

秋山信吾役の大槻拓也(BUDDiiS)くんとのアクションシーンで、僕もギリギリを狙っていたので当たってしまって…。だからといって、ゆっくりやってしまったら、リアリティや迫力がなくなるなと思ったので、その後も本気でやりました。沢村玲

現場でも、「怖がらずにやろうね」とは話していたんです。

――アクションシーン、格好良かったです!

さて、主題歌として新曲「We’ll rise again」が起用されていますが、どんな想いがありますか。高尾颯斗

「We’ll rise again」は背中を押すような歌詞が特徴で、映画のストーリーに寄り添った曲になっています。夢に向かって再び走り出すという想いが歌詞に込められています。劇中歌もワンエンの曲を使っていただいていて、クラブのシーンでは何回も聴くことができます。主題歌は新曲なので、ぜひ注目してもらいたいです。草川直弥

本当に映画に寄り添った楽曲だなと思います。一人ひとりの成長を描いているんですけど、特に主人公の源二郎にぴったりな曲だなと感じています。暗闇の中からだんだん光を見つけて、みんなで『バトルキング!!』という一つの目標に向かっていくというのが、曲とマッチしていて、イントロから気持ちを高ぶらせてくれます。今回は映画の中のグループでのパフォーマンスでしたが、この曲をワンエンとして披露したら、どう見えるのか楽しみなんです。

――最後に、楽しみにしているファンの皆さんに一言お願いします!山下永玖

映画自体がすごくパワフルで、青春を感じさせてくれる作品になっています。ヤンキーがひとつの夢に向かって、本気で打ち込む姿に注目してもらいたいですし、たった一つの出来事で人生が変わるということもこの作品で伝えたいことです。皆さん、公開を楽しみにしてもらえたら嬉しいです。上村謙信

あと、奇跡のシーンもあります。

――奇跡のシーンとは?関哲汰

僕と謙信が出演しているアカペラのシーンのことなんですけど、監督が「奇跡のシーン」と表現してくださって。ファーストテイクで撮れた奇跡シーンなので、是非そこにも注目してもらえるとうれしいです。(おわり)▽ONE N' ONLYプロフィール

ONE N' ONLYは、スターダストプロモーション所属の6人組の男性グループ。メンバーはボーカル関哲汰(1997年11月24日生まれ)、沢村玲(1997年1月2日生まれ)、山下永玖(1999年12月19日生まれ)。ラップ&ダンサー高尾颯斗(1999年9月17日生まれ)、上村謙信(1999年7月8日生まれ)、草川直弥(1998年4月6日生まれ)からなる6人組。J-POPでもK-POPでもない、”JK-POP“として唯一無二のスタイルを貫くダンス&ボーカルユニット。

グループのTikTokフォロワー数は日本人音楽アーティスト1位の560万人超え。合計再生回数は2億回を突破している。4月にはラテンアメリカツアー「LATIN TOUR 2023」、5月にはグループ初のホールツアー「ONE N’ LIVE 2023〜Departure〜」の開催も決定している。作品情報【タイトル】『バトルキング!!-We’ll rise again-』【公開日】

2023年3月10日(金)【キャスト】ONE N’ ONLY/山下永玖

高尾颯斗

草川直弥

上村謙信

関哲汰

沢村玲櫻愛里紗 / 小川史記

高尾楓弥

森愁斗

岡本聖哉

西田祥

大槻拓也

野瀬勇馬

岩尾春輝武藤潤

曽野舜太 / テイ龍進 / 原史奈【主題歌】ONE N’ ONLY『We’ll rise again』【監督】瀧川元気

【脚本】福谷圭祐【音楽】JUNE【配給】S・D・P【製作】S・D・P/SDR2023年|カラー|ビスタ|5.1ch|94分ヘアメイク:【ONE N’ONLY】NOBU(HAPP’S.)