割安感のあった西武鉄道の特急列車(ラビューなど)が今年7月1日から値上げ

写真拡大

 西武鉄道は7月1日に、特急料金・座席指定料金の改定を実施し、特急ラビューの主要区間である池袋―所沢駅間は大人1名あたり400円から500円、池袋―西武秩父駅間では710円から900円に、拝島ライナーは大人1名あたり300円から400円に値上げする。

 今回の特急料金・座席指定料金の改定は、新型コロナウイルス感染症の拡大などによる社会変容や経営環境の変化を受けて良質なサービスを維持すべく実施する。なお、S-TRAIN(平日上り:所沢〜豊洲、平日下り:豊洲〜小手指、土曜・休日:西武秩父〜元町・中華街)は複数の会社(路線)を乗り継ぐことによる料金の加算に配慮して、料金を据え置く。

 西武鉄道では、チケットレスサービス「Smooz(スムーズ)」を2022年12月に全面リニューアルを行い、無料の会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB」のIDでログインしてから購入すると、購入額税込110円ごとに西武グループ共通ポイント「SEIBU Smile POINT」が1ポイントたまるほか、保有するポイントを使って特急券・座席指定券を購入できるようになった。また、リニューアル後のSmoozは、クレジットカードに加え、スマートフォン決済サービス「PayPay」でも決済可能になり、乗車日当日内における別の列車への変更は回数制限なしとなるなど、利便性が大きく向上した。

 3月18日のダイヤ改正では、有料座席指定列車「拝島ライナー」の平日朝の上り列車(2本)の運行を新たに開始する。これまで、拝島ライナーは平日・土休日の夕夜間に下り列車のみだったが、ニーズを受けて上りを新設した。特急列車・座席指定列車の3月18日以降の時刻表はウェブサイトで公開している。