2022年12月26日にアメリカで記録的な寒波が発生し、これまでに少なくとも57人が死亡し、7万を超す世帯や事業所で停電が発生しています。12月中旬から続く厳しい寒さや降雪の影響でビットコインのマイナーがマイニングを停止したため、ハッシュレートが大幅に低下していたことが分かりました。

Bitcoin hashrate drops nearly 40% as deadly U.S. storm unplugs miners

https://forkast.news/headlines/bitcoin-hashrate-drops-nearly-40-as-deadly-u-s-storm-unplugs-miners/

Freezing temperatures and heavy snow kill 57 as huge storm wallops U.S.

https://www.nbcnews.com/news/weather/winter-storm-freezing-temperatures-heavy-snow-killed-deadly-buffalo-rcna63226

ブロックチェーン情報を扱うIntoTheBlockの調べによると、ビットコインのハッシュレートは2022年12月21日の253.88EH/s(エクサハッシュ毎秒)から24日には155.28EH/sと、約38.8%低下していたとのこと。



by BTC.com

ハッシュレートが低下したのは、アメリカを拠点とする多くのマイナーが、猛烈な吹雪の影響でマイニング施設の電源を落とさざるを得なくなったからです。アメリカのニュースメディア・NBC Newsは26日に、今回のブリザードでニューヨーク西部のエリー郡で亡くなった27人を含めて、アメリカですくなくとも57人が亡くなったと報道しました。

死者には除雪中に発生した心臓疾患で亡くなった人が多数含まれているほか、車の中で亡くなっているのが発見されたケースや一酸化炭素中毒で死亡したケースもあります。

以下は、ニュースメディアのCNNが伝えている豪雪の模様です。

12月20日、雪に覆われたシアトルの住宅街。



by Daniel Kim/The Seattle Times/AP

26日、ニューヨーク州バッファローで除雪作業をする人。



by Faith Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

26日、ワシントンD.C.のリンカーン記念堂で凍り付いたリフレクティング・プールの上を歩く親子。



寒波の影響はマイニング事業者も直撃しています。Riot Blockchainは12月22日に「テキサス州の異常気象によりチームメンバーの安全を確保する必要が生じたため、ロックデールの施設を閉鎖することになりました」とツイートしました。



また、21日に破産申請をしているマイニング大手のCore Scientificも、「アメリカ東部および南部を覆う極寒の天候のため、電力網を安定させるために複数の電力抑制に参加する予定です。この間、ビットコインの生産量は減少することが予想されます」と述べて、節電に協力するためいくつかの施設でマイニングを停止することを発表しました。