30日に行われたカタールW杯グループリーグ第3節でデンマーク代表と対戦したオーストラリア代表は1-0の完封勝利を収め、グループリーグ突破を決めた。

 第2節終了時点で1勝1敗のオーストラリアは勝利すれば自力で、引き分けでも他会場の結果によって決勝トーナメント進出が決定する状況で最終節を迎えた。試合は前半をスコアレスで折り返しながらも、後半15分にMFマシュー・レッキーが決勝点を奪い、オーストラリアが1-0の完封勝利。この結果、オーストラリアは06年ドイツ大会以来、4大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

 カタールとオーストラリアの時差は8時間。試合終了時には午前4時を迎えようかという時間だったが、英紙『ザ・サン』によると、オーストラリアは試合後に熱狂的なムードに包まれた模様。何千人ものファンがフェデレーション・スクエアに集まり、ゴールが決まると発煙筒を焚いて大喜び。勝利を告げるホイッスルが吹かれると、ファンは踊り、さらに盛り上がってワイルドな光景が見られたという。

 なお、オーストラリアは決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンと対戦する。