搭乗口には貴重写真! エールフランス航空日本就航70周年 最初は「パリ→東京まで50時間」
歴史が長いこと長いこと!
最初は50時間かけてパリから東京へ
エールフランス航空が日本就航70周年を迎えました。これを記念し2022年11月28日、成田空港で式典が開催されています。
エールフランス日本就航70周年記念便の出発の様子(2022年11月28日、乗りものニュース編集部撮影)。
同社は1952年11月、アメリカ・ロッキード社のプロペラ旅客機「コンステレーション」で東京〜パリ線を開設。初フライトは、初代エールフランス会長であったマックス・イマンス氏も同乗し、11月24日19時にパリ・オルリー空港を出発。途中ベイルート、カラチ、サイゴンの3都市を経由した「南回り」航路でのフライトとなり、飛行時間は38時間30分、フライト所要時間は約50時間だったとのことです。その後同社はボーイング707や、「ジャンボジェット」ボーイング747といったジェット旅客機を導入し、1986年にはこの路線における直行便の就航を果たしています。
日本就航70周年記念セレモニーが実施されたこの日のAF275便(成田→パリ、シャルル・ド・ゴール)は、ボーイング787-9を使用。フライト時間も当初より大幅に減少しています。同便には262人が搭乗し、28日11時前に成田空港を出発。この便の搭乗ゲートでは、この路線の歴史を振り返るパネルが展示されたほか、乗客へ記念品のミニバッグ(サコッシュ)がプレゼントされています。