ピアニスト辻井氏、サザン関口氏、そして「よっちゃん」! ANAがハワイで豪華な「音楽会」 実施の裏側
ロケーションもメンバーも豪華でした!
植樹も実施
ANA(全日空)が2022年11月19日、ハワイ・ワイキキビーチにほど近い野外コンサート会場「TOM MOFFATT WAIKIKI SHELL」で音楽イベント「ANA Aha Mele(正式名称はAhaの前にコロンがつく)」を開催しました。この「Aha Mele」とは、ハワイの言葉で「音楽会」という意味を持つ言葉。とはいうものの、ただの「音楽会」ではなく、音楽を通じてハワイの文化や環境を守っていきたいというANAの思いが込められた内容となっています。
「ANA Aha Mele」の様子(2022年11月19日、乗りものニュース編集部撮影)。
午前の部では、日本を代表する世界的ピアニスト・辻井伸行氏による、ハワイの小学生を対象とした音楽教室が実施されました。同氏による生演奏のほか、会場近隣の小学校の子どもたちを無料で招待し、ピアノを通して子どもたちと交流するイベントを盛り込んでいます。「お客さんたちが泣いている姿も見ました。これだけ深い感動を与えていたと思うと、辻井さんの凄さを改めて知りました」(ANAの井上慎一社長)
午後には国民的バンド、サザンオールスターズのベーシストで、ウクレレ愛好家としても知られる関口和之氏がプロデュースする「ウクレレピクニック・イン・ハワイ」によるコンサート企画も実施されています。関口氏も「関口バンド」として自ら出演。このバンドには元アイドルで「よっちゃん」の愛称で知られているギタリスト、野村義男氏をはじめとするメンバーがゲストとして参加しています。
「ウクレレが醸し出す世界によって、コロナ禍でのストレスや不安などいろいろなことがあったなか、『そろそろリラックスしたらどうか』とそんなメッセージを頂戴しました。すっかりくつろいでしまいました。また、『ウクレレピクニック・イン・ハワイ』では文化継承も大事にされているようで、いろいろな意味で良かったのではと思います」。ANAの井上慎一社長は午後の部を次のように振り返ります。
ANAでは2019年「ANA HONOLULU MUSIC WEEK」を初めて実施。「ANA Aha Mele」はこのリニューアル版といえるイベントです。前身イベントでは、環境保全活動としてANAグループ社員による植樹が実施されましたが、「ANA Aha Mele」でもこれを継続しています。植樹されるのは、「ミロの木」。ハワイアンウッドの一つで、ウクレレのボディ材として使われることもあり、音楽や文化を大切にしたいという同イベントのコンセプトとも合致しているそうです。