エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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「信頼できる先発投手を見つける必要ある」メッツなどトレード交渉も

 エンゼルス大谷翔平投手は、来季の1年契約を3000万ドル(約44億円)で結んだが、来オフにFAになることから移籍の噂が絶えない。しかしニューヨークの放送局「SNY」が、エンゼルスは現時点では大谷をトレードする気がないことを報じた。

 メッツは今季101勝61敗でナ・リーグ西地区でブレーブスと並び1位だったが、パドレスとのワイルドカードシリーズで敗れた。敗退以降、多くの球団とのトレード交渉を開始。同局は「複数球団からの情報筋によれば、トレード市場にエンゼルスのスター選手であるショウヘイ・オオタニは含まれない可能性が高いとしている」とみている。

 今オフにオプトアウトの権利を持っているメッツのデグロムが残留することになっても、デグロムとシャーザーのダブルエースの年齢面を考慮しても「メッツは信頼できる先発投手を複数見つける必要がある」という。しかし「メッツとヤンキース、そして先発と打線の両方の強化を目論む球団にとっては不運なことだが、現時点でエンゼルスはオオタニについて交渉する気はないと示している。球団関係者が明かしている」と指摘した。

 記事では、数球団の見識として「エンゼルスはオオタニと契約延長することを目指している可能性が高く、もし残留させることが難しいとなった場合、7月のトレード期限に放出することに目を向けるだろう」と述べている。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」もこの記事に反応。「オオタニの驚くべきスキル、マーケティングの機会を考慮すると、球界の全ての球団が間違いなくロースターに迎えたいと思っているだろう。そういうこともあり、エンゼルスが彼と袂を分かつことに気が進まないのは当然のことでもある。オオタニはあと1年でFAとなり、現在、契約延長に向けての動きがあることを示唆する報道は出ていない。契約関係の話題がすぐに再び熱を帯びることに伴い、オオタニの噂もその流れに続いていくことは確かだろう。しかしながら、球団としては今まさに何かしようとしているわけではないように思える」と説明した。(Full-Count編集部)