富士ステークス・セリフォス (C)青山一俊

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 22日、東京競馬場で行われたG3・富士ステークスは、1番人気に支持された3歳馬、セリフォスが古馬を一蹴し重賞3勝目をマーク。マイルチャンピオンシップ(11月20日・G1・阪神・芝1600m)への優先出走権を獲得した。

富士ステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 セリフォス
藤岡佑介騎手
「馬自身が春から成長している感じはありました。レースに向けて今日はちょっとテンションがどうかなと思っていたんですけど、春より随分落ち着いていたので、もう特にポジションは決めずにというか、ダノンスコーピオンとソウルラッシュが相手だと思っていたので、それを見る形でレースをしました。正直道中ちょっと緩むところがあって緩急がついたので、楽な流れでは無かったですけど、ゴール前少し甘くなる部分があるので、そこを課題としてギリギリまで追い出しを待とうという作戦でした。今日に関しては上手くいったと思います。正直手応え的に直線向いた時に進路が出来てからは負けないだろうなっていうくらいの手応えでしたが、欲を言えば、次G1を目指す馬としては、もう少し反応が欲しかったところなので、その辺が課題かなと思います。確かな成長は感じられましたし、本当にあとはG1のタイトルだけだと思うので、G1馬になる資格のある馬だと思うので頑張ってほしいと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 22日、東京競馬場で行われた11R・富士ステークス(G2・3歳上オープン・芝1600m)は、藤岡佑介騎乗の1番人気、セリフォス(牡3・栗東・中内田充正)が勝利した。クビ差の2着に3番人気のソウルラッシュ(牡4・栗東・池江泰寿)、3着に2番人気のダノンスコーピオン(牡3・栗東・安田隆行)が入った。勝ちタイムは1:32.0(良)。

 なお、16番のスマートリアンは競走除外となっている。

【デイリー杯2歳S】藤岡佑「まだ目一杯という感じではない」セリフォスが無傷の3連勝

直線一気の差し脚

 1番人気に支持された藤岡佑介騎乗、セリフォスが見事な差し脚を繰り出して古馬を一蹴した。レースでは後方馬群の一角で末脚を温存。人気馬を見ながら虎視眈々と機を伺うと、外目からじわじわと進出して直線勝負に。ゴール前では先に抜け出しを図ったダノンスコーピオン、ソウルフラッシュとの激しい追い比べとなり、外からねじ伏せるようにセリフォスが差し切った。

セリフォス 7戦4勝
(牡3・栗東・中内田充正)
父:ダイワメジャー
母:シーフロント
母父:Le Havre
馬主:G1レーシング
生産者:追分ファーム

【全着順】
1着 セリフォス
2着 ソウルラッシュ
3着 ダノンスコーピオン
4着 ピースオブエイト
5着 エアロロノア
6着 ピースワンパラディ
7着 タイムトゥヘヴン
8着 ラウダシオン
9着 アオイクレアトール
10着 リレーションシップ
11着 アルサトワ
12着 ノルカソルカ
13着 ルフトシュトローム
14着 ダイワキャグニー
15着 レインボーフラッグ
競走除外 スマートリアン