エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

写真拡大

今季の投球で最も多い39.1%を占め、被打率たったの.159

 エンゼルス大谷翔平投手のスライダーを、今季ほとんどの試合で投球を受けたマックス・スタッシー捕手が「球界最高の球種の1つだ」と絶賛した。今季を総括した会見で語ったもの。さらに「彼は来年も良くなり続ける」とさらなる進化を“予言”している。

 大谷は今季、投手としてメジャーリーグ移籍後始めて規定投球回に到達し、15勝9敗、防御率2.33、219奪三振という素晴らしい数字を記録した。スタッシーはこの進化の理由を「彼は球種を増やすことで向上した」としている。スライダーと対になる動きをするツーシームをシーズン中に取り入れたことで、見極められなくなったのだ。

 大谷のスライダーは今季、投球の中で最も多い39.1%を占め、被打率は.159にしかならない。スタッシーはその威力を「球威もありながら、かなりの変化をする。(9月29日=日本時間30日の)前回登板では87マイル(約140キロ)で22インチ(約55.9センチ)曲がっていたのかな。打たれるとは思わないよ。とても独特な球で、打者からすれば本当に見えない。だから、とても効果的なんだ」と説明する。

 スタッシーは「ツーシームを加えて、スライダーは球界最高の球種の1つだ。彼は努力を続け、来年もよくなり続けるよ。限界はない。これからもよくなり続ける」と来季の姿が楽しみな様子。また違った姿を見せてくれそうだ。(Full-Count編集部)