エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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もっとも活躍した二刀流選手を表彰する賞の新設を提言

 過去にレッズとナショナルズでGMを務めたジム・ボウデン氏が、二刀流で活躍するエンゼルス大谷翔平投手のために賞の新設を提言している。同氏は米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」で今季のオールMLBチーム(ベストナイン)を選出。大谷をDH部門で選んでいるが、その後自身のツイッターで「アルバレスを選ぶべきだった」と“ミス”に言及。二刀流選手には「ユニコーン賞を設けるべき」と独自枠を求めた。

 同氏は「アルバレスも素晴らしい1年を送った」としながらも「オオタニが選ばれないシナリオを見つけることができなかった」といい、大谷をDH部門で選出。今季投手としては防御率2.33、15勝(6敗)、219奪三振。野手としては打率.273、34本塁打95打点との成績を残した大谷について「われわれは、最高の二刀流選手に贈るユニコーン賞を設けるべきだろう」と新賞の創設を提言した。さらに「オオタニの競争相手が一生現れないかもしれなくてもだ。彼は自分自身の賞を受けるに値する。彼はそれだけ優れていて、この惑星で彼のような存在はかつて見たことがない」と称賛した。

 そして、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とのア・リーグのMVPレースにも言及。「オオタニは、またもMVPに値するようなシーズンを送ったが、ア・リーグのMVPレースでは、ジャッジに次いで2位になるだろうと予想されている。しかし、私にとってMLBの年間最優秀選手はオオタニだ」と主張している。

 その年に最も活躍した投手に与えられるサイ・ヤング賞や、最も優れた打者に贈られるハンク・アーロン賞、最優秀指名打者(DH)に贈られるエドガー・マルティネス賞など……選手名が冠された賞はいくつかあるが、近い将来、大谷の名前のついた賞が作られるかもしれない。(Full-Count編集部)