なるほどの仕組み!

A350&運航工夫&SAF…そして「オフセット」

 JAL(日本航空)が2022年11月18日に羽田〜那覇間で「サステナブルチャーターフライト」を運航します。このフライトでは、本邦初という「CO2排出量実質ゼロ」を実現するとしています。


JALのエアバスA350-900(乗りものニュース編集部撮影)。

 このフライトでは、従来機と比較してCO2排出量を15%~25%程度削減できるJALの新鋭機、エアバスA350-900を使用。運航の工夫、持続可能な代替航空燃料とされる「SAF(Sustainable Aviation Fuel)」を搭載するほか、環境保護などに関心の高い有志客などに対し、航空券代とは別に、航空移動で排出されるCO2を金銭で埋め合わせる(オフセットする)仕組み「JALカーボンオフセット」を活用し、CO2排出量実質ゼロのフライトを実現するとのことです。

 なお、乗客は手荷物軽量化によるCO2排出量の削減、機内での紙コップリサイクルなど、JALと共に環境負荷を減らす取り組みに協力が求められます。また機内では環境負荷や栄養にこだわった未来の食材を使用した機内食や認証を取得した飲料の提供があるほか、整備士が航空機廃材を利用して製作したバゲージタグの記念品などが贈呈。沖縄でのオプショナルツアーも用意されており、ネイチャーガイドツアー、ビーチクリーン活動に参加できるとのことです。