16年の時を経て“38歳”で掴んだA代表初招集 16年前のU-21欧州選手権制したオランダを覚えているか
2006年に行われたU-21欧州選手権を制したのは、U-21オランダ代表だった。
当時のチームには、その後A代表でもプレイしたDFロン・フラール、ミランなどで活躍したサイドバックのウルビー・エマヌエルソン、U-21オランダ代表の主将だったMFスタイン・スハールス、そして4ゴールを挙げて大会得点王&MVPを受賞したFWクラース・ヤン・フンテラールらがいた。
エマヌエルソンはその2年後の北京五輪にも参加し、当時はグループステージで日本代表も0-1でやられてしまった。当時の育成世代のオランダを覚えている人も多いだろう。
その選手とは、当時のU-21オランダ代表でサブGKだった現アヤックスのレムコ・パスフェールだ。当時のチームで守護神を務めたのはケネト・フェルメール、サブにはトッテナムにも所属したミシェル・フォルムもいた。2人はA代表を経験しているが、第3GKのパスフェールはA代表から声がかからなかった。
しかし、今月に発表されたオランダ代表メンバーの中にはパスフェールの名前が入っていたのだ。現在はアヤックスのゴールを任されており、それを代表監督ルイ・ファン・ハールは評価したようだ。38歳での初招集は超遅咲きと言うことができ、パスフェール自身も予想していなかった展開だろう。今後出番が巡ってくるかは分からないが、長く現役を続ける重要性が分かる召集劇だ。