入院患者に対して全身の健康を保つため、口の中のケアに力を入れる新しい取り組みが広島大学で始まりました。

広島大学病院 河口浩之センター長「このプロジェクトから我が国が必要とする口腔ケアのエビデンスを構築発信したいと考えています。口から発信する健康長寿社会の実現に向けて広島大学の力を結集します」

ジョンソンエンドジョンソンと共同で行うこのプロジェクトは、入院中の患者に歯磨きとマウスウォッシュを使って、継続的に口の中のケアを指導するプロジェクトです。

歯科と医科が連携して行う国内でも初めての試みです。

アメリカの研究ではこうしたケアによって入院患者の肺炎の発症が最大60%抑えられた結果が出ていて、口の中のケアと全身の健康の関係に注目が集まっています。