広島土砂災害から8年…災害伝承へ地域の力「雨が降ると思い出す」
広島土砂災害から8年…災害を伝える施設の工事が始まっています。
児玉比呂記者「住宅街にあるこちらの場所に災害の記憶を継承するための施設が誕生します」
地域住民の力がカタチとなる施設。その中心人物の一人が畠堀秀春さん。
畠堀さんはお好み焼きを食べながら災害が起きた当時の様子を学べる「復興交流館モンドラゴン」の館長です。
畠堀秀春さん「やっぱり災害はお好み焼き屋と一緒で食べてみんとわからん。あってみんとわからん。これが一番感じた。なんぼ話をしてもやっぱりあわんとわからんし」
8年前、広島市北部を襲った土砂災害。77人もの犠牲者を出しました。
畠堀さんは当時の様子を今でも思い出すことがあるといいます。
畠堀秀春さん「雨の音とか水が流れる水路の音…雨が降るとやはり思い出す。当時のことをね…」
畠堀さんは災害の記憶を伝える役割がモンドラゴンと災害伝承館それぞれにあると
考えています。
畠堀秀春さん「新しい施設(災害伝承施設)ではより専門的な話ができる、勉強できる、それが吸収できるような講義の内容をしていきたいし」
20日で災害から8年…77人の命を悼み防災を考える日が再び訪れます。