7月のJ1月間MVPは5戦6発“夏男”のレオ・セアラ! J2は5試合連続弾のエジガル・ジュニオに

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 Jリーグは16日、7月度の「2022明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」、「2022明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」、「月間優秀監督賞」を発表した。

 J1リーグの月間MVPは、首位の横浜F・マリノスで“9番”を背負うFWレオ・セアラが受賞した。レオ・セアラは7月2日に『国立競技場』で行われた明治安田生命J1リーグ第19節の清水エスパルス戦(○5−3)でハットトリックの大暴れ。10日に敵地で行われた第21節セレッソ大阪戦(2−2)では、2点ビハインドで迎えた84分にPKを沈めると、後半アディショナルタイムにはヘディングシュートを叩き込み、土壇場でチームを敗戦から救った。続く第22節のサガン鳥栖戦(2−2)でもPKで得点を記録し、7月は5試合で6ゴール1アシストの大活躍。昨季も8月に6ゴール3アシストの成績を残し、同賞を受賞した“夏男”が、7月度のMVPに輝いた。

 レオ・セアラは受賞に際し、「昨年に引き続きKONAMI月間MVPを受賞できたことを、とてもうれしく思います。この賞をいただけたのは、チームメイトみんなのおかげです。チームが好調なのはチーム全員が頑張っているからこそと同じように、今回僕が選ばれた理由は、みんなにあると思います。チーム全員で勝ち取った賞だと感じています」とコメント。横浜FMのチームメイトに感謝の言葉を述べた。

 J2リーグではV・ファーレン長崎のFWエジガル・ジュニオが月間MVPに輝いた。7月は全6試合にスタメン出場し、6日に行われた明治安田生命J2リーグ第25節のモンテディオ山形戦(1−1)から5試合連続で得点を記録。30日に行われた第29節アルビレックス新潟戦(2−2)では2ゴールをマークし、7月は6試合で6ゴールを挙げた。また、6ゴール中4ゴールが開始15分以内の先制点。7月の6試合を3勝3分と無敗で乗り切った長崎において、欠かせない“切り込み隊長”として活躍した。
 
 エジガル・ジュニオはJリーグ公式HPを通じて、「質の多い選手がそろっている中で、KONAMI月間MVPに選出いただきとてもうれしく思います!選出してくださった皆さんとチームメイト、家族、ファン・サポーターの皆さんに感謝しています。FWとしてゴールの近くでプレーできていることがこの結果につながったと思います。これからもチームの勝利のために、そしてJ1昇格のために100%でプレーします!」と語った。

 J3リーグの月間MVPには、藤枝MYFCに所属しているMF久保藤次郎が選出された。藤枝は7月の明治安田生命J3リーグ5試合を全勝で終え、現在はクラブ初の明治安田生命J3リーグ6連勝中。不動の右ウイングバックとして全5戦にフル出場した久保は、2ゴール2アシストの活躍を見せた。藤枝は1試合未消化ながら現在3位。首位いわきFCとの勝ち点差は「4」で、今後の上位争いを盛り上げるクラブになるだろう。久保は受賞の喜びを以下のように語っている。

「月間MVPに選んでいただき大変嬉しく思います。監督をはじめ、選手、サポーター、クラブ関係者の方々と一緒に掴み取ったクラブ初6連勝があったからこそ受賞することが出来ました。とても感謝しています。残りのシーズンもサッカーはエンターテイメントだという監督の考えのもと、日々の努力を怠らず戦い抜きます。今シーズン、藤枝MYFCのサッカーを観たことがない方には是非一度観ていただきたいと思います。そしてサポーターの皆様、引き続き応援よろしくお願いします!」

 また、各リーグのベストゴールも発表。J1は鹿島アントラーズのFWエヴェラウドが第20節のC大阪戦(3−3)で決めたオーバーヘッドシュートが選ばれた。エヴェラウドは「自分のキャリアの中でオーバーヘッドは何本か決めていますが、おそらくあのゴールは一番きれいなゴールだと思います」とコメントしている。J2ではロアッソ熊本のMF杉山直宏が第28節のツエーゲン金沢戦(○3−0)で挙げた自身の1得点目、ペナルティエリア外からの左足コンロールショットが選出。J3のベストゴールは、Y.S.C.C.横浜のMF松井大輔が9日に行われた第16節ヴァンラーレ八戸戦(○3−1)で63分に沈めたループシュートに決まっている。