ナイジェリアのオグン州FAカップ決勝で八百長疑惑のPK戦が行われたことが話題になっている。14日、英『givemesport』が伝えている。

 決勝ではレモ・スターズとイジェブ・ユナイテッドが対戦。試合はスコアレスのまま決着がつかず、PK戦に突入した。すると、その最終決着の舞台で、疑惑が発生する。

 PK戦であからさまな行動をとったのはレモ・スターズ。イジェブ・ユナイテッドが最初にシュートを放つと、レモ・スターズのGKはまったく身動きせず。ゴールに入るボールをそのまま見過ごした。さらに、レモ・スターズがキッカーとなると、今度は真横のスタンド方向に向けて大きくキック。ゴールを狙う素振りすら見せることがなかった。

 PK戦はイジェブ・ユナイテッドが3-0で制し、優勝を達成。だが、その不可思議な光景に多くのサッカーファンが違和感を持った。ジャーナリストのイブクン・アルコ氏はSNSで「これが八百長ではないのなら、私には理解できない。なぜナイジェリアのサッカーはこんなことをしているのか。進歩を望んでいないか」と嘆いている。

 メキシコ『soyreferee』では、試合開催においてイジェブ・ユナイテッドに有利に働くような意思決定が見られ、レモ・スターズはそれに対して抗議の意を示した可能性も示唆。ナイジェリアサッカー協会は現時点でこの件に言及をしていないという。