残留と移籍どちらを選ぶのか photo/Getty Images

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アヤックスでその手腕を発揮していたエリック・テン・ハーグ監督を新指揮官として選んだマンチェスター・ユナイテッド。テン・ハーグ監督は多くの教え子たちをマンUに集めると噂されており、今季彼の下で活躍したDFユリエン・ティンバーも候補の1人となっている。

今季のティンバーはリーグ戦30試合に出場するなど、アヤックスのリーグ2連覇に大きく貢献。179cmとCBにしては小さめのサイズだが、近年のCBに求められるビルドアップ能力や対人守備などに強みを持ち、背の低さも高い身体能力でカバーできる選手だ。

ティンバーには右SBとしてもチームに貢献できるユーティリティ性もあり、CBも右SBも補強が必要とされているマンUにおいて、彼が加われば大きなプラスとなることは間違いない。

しかし、オランダ『Telegraaf』によれば、ティンバーはアヤックスに留まることを示唆しているようだ。6月のオランダ代表にも選ばれたティンバーは、目の前の代表戦に集中していることを強調しながら、自らの将来をもう少し考えなければならないと明かした。

「ビッグクラブに行くのもいいが、そこでプレイできないのであれば、アヤックスにいた方がいい。アヤックスもビッグクラブだし、チャンピオンズリーグにも出場できる。オランダ屈指の選手たちとも一緒にプレイできるんだ」

マンUは今季6位でシーズンを終えており、来季のCL出場権は逃してしまった。アヤックスとティンバーの契約はまだ2年残っており、11月にはカタールW杯も控えている。まだ20歳の若さであることを考えれば、今夏に急いで移籍する必要もないだろう。