激闘を演じた村田諒太(左)とゲンナジー・ゴロフキン【写真:荒川祐史】

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リングガール務めた天野麻菜「一生の宝物です」

 ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級王座統一戦が9日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)がIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に9回2分11秒TKO負けで番狂わせはならなかった。しかし、日本ボクシング史上最大のビッグマッチで演じた激闘。ネット上では、リングガールも涙を浮かべていたことが話題になっている。

 この会場にいる人すべての心が震えた。村田が世界最強ボクサー、ゴロフキンと激闘を繰り広げ、9ラウンドまで死闘を演じた。1万5000人が酔いしれた戦い。試合後のリングインタビューで、村田は「僕がやった、やらないが大事かもしれないけど、皆さんが楽しんでくださったかどうかが大事なので」。そう言うと拍手が沸き起こった。この時、ネット上で話題になったことがあった。

 村田の後ろにいたリングガール2人の目は赤く染まり、感極まった様子。めったに見られない光景だった。ファンからは「試合後の涙にもらい泣き」「涙が出るほど試合に感情移入してくれる方にこれからもラウンドガールをしてほしい」「俺も泣きそうになった」「ラウンドガールの涙も美しかった」「左のラウンドガールちゃん泣いてる…」「めっちゃいい子やん」などの声が上がった。

 特に、村田の後方左側に立ち、感情移入していた様子の天野麻菜は自身のツイッターで「この場に居られたこと、そしてリングガールとして携われたこと、一生の宝物です。いろんな意味の“強さ”を感じることが出来た一日でした。いい試合、と一言で片づけるには申し訳ないですが、言葉では言い表せないものを沢山感じました。本当にありがとうございます」と感謝を記していた。

(THE ANSWER編集部)