海自はSH-60K哨戒ヘリを救難仕様に改修する予定。

海自UH-60Jヘリコプター、九州北部から姿消す

 長崎県大村市の大村航空基地に所在する海上自衛隊第22航空群は2022年3月4日(金)、隷下の第22航空隊第224飛行隊が2月14日に解隊されたことを明らかにしました。

 第224飛行隊はUH-60J救難ヘリコプターを運用するエアレスキュー専門の飛行隊として2018(平成30)年3月に新編された部隊で、それから約4年にわたって航空救難任務のほか、離島に対する急患輸送や大規模災害発生時の災害派遣など、数々の任務を遂行してきました。


海上自衛隊のUH-60J救難ヘリコプター(画像:海上自衛隊)。

 しかし、海上自衛隊のヘリコプター運用体制の変更などにより、救難専用ヘリコプターであるUH-60Jの数的減少が続くなか、大村地区におけるUH-60Jが除籍となったことに伴い、第224飛行隊も解隊されることとなったようです。

 ただ、大村地区におけるUH-60Jの運用は終了したものの、鹿児島県鹿屋基地にある鹿屋航空分遣隊のUH-60Jは運用が継続されるため、こちらは引き続き救難任務を遂行するそうです。

 なお、UH-60Jはほかにも千葉県館山市にある館山航空基地所在の第21航空群隷下の硫黄島航空分遣隊(南鳥島航空派遣隊含む)で運用されています。

※一部修正しました(3月10日9時45分)。