この記事をまとめると

■身構えなくても所有できる本格四駆マシンを紹介

■街乗りでも使えて、走破性も高いのが特徴だ

■価格も手頃で維持しやすいのがポイントとなる

クロカンは欲しいけど硬派すぎる…って考えの人にオススメモデル

 道なき道も突き進むことができる本格オフローダー。もちろん日本で日常生活を営む上ではほとんど必要としない性能ではあるが、そういった高い走破性を誇るモデルに憧れを抱いたことがある人も多いのではないだろうか?

 しかし、実際問題として、普段乗りをするのはハード過ぎるし、維持費もそれなりにかかってしまう。そこで今回はそんな本格オフローダーの雰囲気を楽しむことができるお手軽モデルをご紹介しよう。

日産エクストレイル(2代目)

 ガンガン使い倒せるタフギアとして人気を博したエクストレイル。撥水シート表皮やウォッシャブルラゲッジボードなど、アウトドアレジャーにピッタリの装備を多く備えるクロスオーバーSUVだ。

 現在販売中の3代目モデルは、日本での販売が終了したデュアリスやムラーノのユーザーの受け皿となることも考え、無骨というよりはスタイリッシュなテイストとなってしまっているが、先代モデルの2代目エクストレイルは、角ばったルックスでオフローダー感も強くなっている。

 もちろんモノコックボディを持つモデルなのでそこまでの悪路走行は出来ないが、ルックスだけみれば、同社のオフローダーだったサファリを彷彿とさせ、雰囲気を味わうにはピッタリの1台と言えるだろう。

軍用車直系の雰囲気が味わえる輸入車もオススメ

ジープ・レネゲード

 ジープと言えば言わずと知れた軍用車を源流に持つ本格的なオフローダーメーカー。そのジープからリリースされているレネゲードは、コンパクトなボディサイズながらジープ伝統の7スロットグリルや台形のホイールアーチなど、しっかりとその意匠を受け継いだモデルとなっている。

 プラットフォームはフィアット500Xと共通となっており、売れ筋のモデルは前輪駆動となっているが、しっかりと四輪駆動モデルも残しているのはさすがジープといったところ。

 2020年11月からはプラグインハイブリッドモデルもラインアップに追加しているが、こちらは4Xe(フォー・バイ・イー)と呼ばれるツインモーター式の4WDとなっている点も見逃せない。

スズキ・ジムニー(現行型)

 こちらは軽自動車ながら、じつは本格オフローダーとしての実力を併せ持つことで知られるジムニー。それだけに今回の趣旨とは若干ズレてしまうところもあるが、維持管理のコストが安い軽自動車ということで、大きなオフローダーに手を出せないユーザーにオススメしたいということでピックアップさせていただいた。

 もはや説明不要と言っても過言ではない本格オフローダーのジムニーは、そのコンパクトなボディと軽量な車重によって、大型オフローダーでは走破することができない場所でも走りきることができると言われているが、現行モデルではオンロード性能にも磨きがかかり、普段乗りでもそこまで疲れないようになったというのが最大の特徴。

 そのため、本格オフローダーはちょっと不安……と考えるユーザーの入門車としても最適な1台となっているのである。