巨人・秋広、中山 生き残りを賭けた「9番勝負」の行方に戦々恐々の「あの選手たち」とは

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 巨人でいよいよ若手の生き残りを賭けた争いが第4コーナーに差し掛かった。

 原監督は23日、若手のアピールラインのメドを3月11日のオリックス戦(京セラD)前と言及。オリックス戦からは開幕を見据えたオーダーを試していくことを示唆した。現在猛アピールを続けている若手たちにとって、残された試合は3月9日のソフトバンク戦までの9試合となった。

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 開幕一軍を目指し、生き残りを賭けた戦いで注目を集めるのは高卒2年目コンビの秋広と中山だ。秋広は今季から松井秀喜氏もつけた「55」を背負い、将来のチームの主軸を担う存在として期待が高まっている。

 一方の中山は「ポスト坂本」としてここまで注目を集めてきた。打撃でもコンスタントに結果を残し、セカンドにも挑戦。原監督もこの2人には直接指導を行うなど、「超指定強化選手」となっている。

 そしてこの2人がレギュラー争いに割って入ることで戦々恐々となっている選手たちもいる。

 「中山がセカンドにも挑戦していることで、本来の正二塁手候補の吉川もうかうかしていられません。打撃、守備ともに現時点ではもちろん吉川のほうが上ですが、今季はフロントからも若手の積極起用を命じられています。中山は今やその象徴ともなっていることで、このままオープン戦で結果を残せれば、ひょっとして立場が逆転することもありえます」(放送関係者)。


 一方の秋広に関しては最近は外野守備にも挑戦している。

「こちらは丸が対象になります。FA戦士としてこれまでチームに貢献してきた丸も昨年は不振に苦しんだ。巨人の伝統として、衰えが見え始めた選手に対して刺激を与える存在として若い伸び盛りの選手を当ててきます。丸はこのプレッシャーとも戦うことになる」(同)

 いずれにせよ、開幕まで残り1か月となった。フレッシュなヤングジャイアンツの顔ぶれがチームに力を与えることは間違いない。気合が入った「9番勝負」の結果を楽しみにしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]