トッテナム退団が噂されるキャリック(C)EFE

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 トッテナムはコートジボワール代表のMFディディエ・ゾコラを、フランスのサンテチェンヌから獲得したと発表した。ワールドカップのグループリーグ3試合にフル出場したゾコラには、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブも興味を示していたが、いち早く交渉を開始していたトッテナムが、アフリカ屈指のボランチの獲得に成功した。

 トッテナムのマルティン・ヨル監督は、ゾコラ獲得の喜びを次のように語っている。

「ディディエはドイツワールドカップ出場選手の中でも、最高クラスのミッドフィルダーであるとの評価を受けていたが、グループステージの3試合で、実際にその実力を証明したね。彼の獲得には多くのクラブが動いていたが、最終的にサインできて非常に嬉しい」

 新天地にイングランドを選んだゾコラも、トッテナムでのプレーに胸を躍らせているようだ。

「トッテナムのような偉大なクラブへ移籍できて嬉しい。このチームは若手選手が中核を担っており、長期的な視野に立ってチーム作りをしている。その点に大きな魅力を感じたんだ」

 一方、ゾコラの加入で、イングランド代表のMFマイケル・キャリックがトッテナムを退団する可能性が高くなったとの見方もある。キャリックの獲得にはマンチェスター・ユナイテッドが精力的に動いており、ワールドカップ終了後に大きな進展がみられそうだ。