レアルでプレーすることが夢とのコメントが伝えられたC・ロナウドだが(C)EFE
 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は29日、レアル・マドリー移籍が報じられたMFクリスティアーノ・ロナウドについて、移籍の可能性を全面的に否定した。

 C・ロナウドは、7月に行なわれるレアル・マドリーの会長選挙で、立候補者のビジャル・ミル氏が当選した場合、レアルへ移籍することで合意していると伝えられた。さらに、スペイン紙マルカは「代理人には移籍の希望を伝えた。レアルでプレーするのが夢だ」と語るC・ロナウドのコメントも掲載した。

 しかしファーガソン監督は、今回の報道を“選挙活動の一環”とし、移籍の可能性を否定した。

「レアルの会長選挙がはじまると、我々のようなクラブはいつも巻込まれる。立候補者はビッグネームの獲得を公約に掲げるものだ。ここ数週間で、C・ロナウドやフェルナンド・トーレスといった選手との契約を次々に約束しているだろう。すべては票集めのための発言だ」

 さらに、移籍を希望すると言われるC・ロナウドについては、「何の問題もない」と語ったファーガソン監督。スペインを代表するクラブの人騒がせな会長選挙に、終始呆れた表情を浮かべていた。