日本は少子高齢化という問題を抱えているだけあって、日本で暮らす外国人の数は右肩上がりの状況となっている。中国メディアは、日本は「非常に移住しやすい国」だと主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は少子高齢化という問題を抱えているだけあって、日本で暮らす外国人の数は右肩上がりの状況となっている。中国メディアの網易は22日、日本は「非常に移住しやすい国」だと主張する記事を掲載した。

 世界中に華人や華僑がいることから分かるように、昔から中国人は海外への移住に積極的だった。記事は「日本は永住権を取りやすい国だ」と紹介し、移住先としての日本の魅力を伝えている。

 日本では、「一般永住者」と認められるためには、原則10年以上継続して日本に在留している等の要件を満たすことが必要だ。比較的早く永住権を取りやすいのは、「お金も学歴もある人」すなわち高度人材外国人として認められることだと記事は紹介した。専門的な技術力や知識を持つ高度人材外国人として認められると3年以上の在留、場合によっては1年以上在留しているだけで永住ビザを申請することができる。

 しかし、日本に長期滞在する方法はそればかりではないと記事は伝えている。ほかにも、「学歴がある人」なら日本で仕事を見つけて就労ビザで10年滞在してから永住権を申請できるほか、「お金がある人」なら日本で会社を設立して所定の期間在留していれば永住権を申請できると紹介した。

 もっとも、永住権の申請には素行が善良であることなどほかにも条件があるが、中国では外国人の永住権取得は非常に厳しく、「日本の永住権は取りやすい」と感じるのかもしれない。

 日本に長期滞在している中国人のなかには、日本には住みたいが帰化はしたくないという人も多く、「日本で永住権を取る」のが魅力的な選択肢の1つとなっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)