敗戦後、フランスの主将ジダンに慰められるラウル(C)EFE
 ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でフランスに1−3と敗れたスペインの主将ラウル・ゴンサレスは「僕らは戦う術を知らなかった」と試合後にコメントした。

「フランスに勝てると信じてここまでやってきたのに残念な結果になった。ボールはスペインが支配していたが、ゴールチャンスが作れなかった。この試合のポイントはフランスの同点ゴールだった。あれがすべてだったね。でも結局、フランスの方が僕らより強かったということだ。スペインは戦い方を知らなかった」

「今回のスペイン代表はとても若いチームだった。今日のミスを教訓にして、これからもっと成長していかなければならない」とラウル。この日(27日)、29回目の誕生日を迎えたキャプテンは「おそらくこれが僕にとって最後のワールドカップだと思う。とにかく、今後は2008年のユーロ(欧州選手権)を目標に頑張っていきたい」と話し、スタジアムを後にした。