ベンゲル監督も獲得へ前向きな発言をしているカイト(C)EFE
 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、オランダ代表でフェイエノールト所属のFWディルク・カイトの獲得に動き出していることを明らかにした。

 フランスのTV局TF1の解説者として、決勝トーナメント1回戦のオランダ対ポルトガルの中継を担当したベンゲルは、試合放送中に「フェイエノールトまで足を運んで、カイトのプレーをチェックした。彼はチームのために尽くせる素晴らしい選手だ」とコメント。すでに引退したデニス・ベルカンプの後継者として高く評価していることを明らかにした。

 さらに、カイト本人も「ワールドカップ後に、移籍先について代理人と話し合うつもり。欧州のトップリーグに所属する数チームが興味を示してくれている」と話しており、今夏の移籍は決定的な状況だ。

 カイト獲得には、同じプレミアリーグのニューカッスルとリバプールがすでに動き出しており、移籍金は1000〜1200万ポンド(約20〜24億円)程度の見込み。アーセナルの参入で、オランダ代表FWの獲得レースはさらに熾烈を極めることになりそうだ。