アズーリはどのような布陣で臨むのか(C)EFE
「C組に次ぐ死のE組」を首位突破したアズーリ(イタリア代表)は26日、F組2位通過のオーストラリアと対戦する。前日「フォーメーションは明かさない」と語ったリッピ監督だが、この試合は不調のトニに代わってヤクインタ(26=ウディネーゼ)とジラルディーノ(23=ACミラン)の2トップ+司令塔トッティ(29=ASローマ)で挑む可能性が濃厚となっている。

 4年前の日韓W杯決勝トーナメント一回戦、ヒディンク率いる韓国にまさかの負けを喫したアズーリは油断を拝し必勝態勢でこの試合に挑む。ここまで失点をDFザッカルドのオウンゴール「1」に抑えた世界最高GKブッフォン(28=ユベントス)は「相手の速攻と我々DFのカテナチオ(錠前)の戦いになる」と予想、代表引退を示唆したトッティは「ドイツには旅行で来ている訳ではない」と最後の大舞台に賭ける意気込みを語った。

 24年ぶり4度目の優勝へ向けて加速するアズーリ。日韓大会、04年ユーロ・ポルトガル大会での失態、国内のスキャンダルを払拭するため、アズーリがカイザースラウテルンのピッチに降り立つ。