エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

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今季39本塁打のハニガー「俺にとってのMVPは彼だ」

 米大リーグ今季打って46本塁打、投げて9勝と二刀流で席巻したエンゼルス大谷翔平投手。MVPも受賞したその存在は他球団の選手も認めるところ。同地区で対戦したマリナーズの主砲は「彼は見ていてすごく楽しい選手だね。俺にとってのMVPは彼だ」と深い敬意を明かしている。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に登場したのは、マリナーズのミッチ・ハニガー外野手だ。2018年にオールスター出場し、大谷と7本差でリーグ5位となる39本塁打を放った30歳は、司会を務めるクリス・ローズ氏から「同じグラウンドに立ってショウヘイ・オオタニと戦うことで何か感じることはある?」と質問を受けた。

「マウンドじゃなくて打席に入っているときはより楽しいよ」とハニガー。撮影はMVP発表前だったとあって、「本当にクレイジーだ。投打の両面でエリートレベルの結果を出しているが、彼は見ていてすごく楽しい選手だね。俺にとってのMVPは彼だ。発表は来週だよね? 彼がMVPを受賞できないなんてことは俺には想像できない」と断言していた。

 さらに「彼に対しての議論があるとするならば、『チームをどれだけプレーオフに近づけられたか?』が挙げられるんだけど」とチームが低迷していることについて指摘を受けた。それでも「俺には理解できないね。それは彼のせいなのか? エンゼルスのせいだよね?」と大谷を擁護。「打者として彼と対戦した時、最もタフなことは何?」と問われると「複数の武器を持っていることだ」と称賛した。

「90マイル後半の直球と良いスプリットを投げる。スライダーもあるね。カットボールやカーブも。自分でその時好きなものを選んでいる感じだ。何が来るのか分からない。なぜなら色々ミックスして投げてくるからね。力強いその腕から良い球を投げてくるんだ」。実際に戦った選手にとっても、歴史的記録を打ち立ててきた大谷の存在は敬意の対象になっているようだ。(THE ANSWER編集部)